法人向けインターネット回線のおすすめトップ5をご紹介!プロバイダを変えても速くならないかも!?

VPNプロトコルって何?仕組や特徴、種類を詳しく解説

公開日:2024/03/15  最終更新日:2023/11/29


VPNには4種類ありますが、それらについて理解を深めるにはVPNプロトロルについて知っておく必要があります。プロトコルとは、コンピュータでやり取りをするために定められた手順や規約、信号の電気的規則、通信における送受信の手順などを定めた規格のことです。VPNプロトコルについて理解し、最適なVPNを選びましょう。

VPNプロトコルとは?

VPNはvirtual private networkの略であり、仮想プライベートネットワークのことを指します。利用者のみが利用できる回線であったり、専用線を使用したりしているためセキュリティレベルが高く、外部からの不審なアクセスに対して強いことが特徴です。しかし、VPNを使用するにはプロトコル、つまり定められた手順や規約といった、共通ルールが必要です。この共通ルールをVPNプロトコルといいます。

VPNプロトコルの特徴

VPNプロトコルは、ネットワークの暗号強度や通信速度効率に影響します。VPNプロトコルの種類によってセキュリティレベルや通信速度、互換性が異なるため、自社にとって適切なVPNを選ぶためには、VPNプロトコルについて理解しましょう。

VPNプロトコルの5つの種類

VPNプロトコルにはさまざまな種類がありますが、現在一般的に使われているのは以下の5種類です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、十分に理解したうえで利用するとよいでしょう。

PPTP

1999年に開発されたVPNプロトコルです。Windowsによって初めて導入され、ほとんどのプラットフォームに搭載されています。通信速度が速いことが特徴ですが、ハンドシェイク認証においてはセキュリティの脆弱性が報告されており、安全性が問題視されています。また、米国安全保障局によって解読されているため、セキュリティの強度はあまり強くないと言えるでしょう。

SSTP

Windowsを中心に、MacやLinuxなどにも展開されているVPNプロトコルです。PPTPよりも安全性が向上していますが、プラットフォームが限られています。セキュリティが高く安全性が高い通信であると言えますが、互換性が低くオープンソースでないことがデメリットです。

L2TP

1999年にPPTPの強化版として開発されたVPNプロトコルです。単体では暗号化が付属されていないため、セキュリティシステムと併用して利用します。しかし、データ処理に2度の工程が必要になるため、通信速度が低下することがデメリットです。PPTPよりも安全性を確保でき、互換性についてもバランスがよいとされていますが、米国安全保障局によって脆弱化の可能性が疑われており、ファイアウォールにブロックされる可能性があることが懸念されています。

IKEv2

MicrosoftとCiscoによって、開発されたVPNプロトコルです。比較的新しいVPNプロトコルであり、通信信号を自動的に追従する機能が搭載されています。また、モバイル端末からWi-Fi接続、セルラー通信への移行がスムーズであることも特徴の1つです。PPTP・SSTP・L2TPと比較してセキュリティと速度のバランスがよく、安全で高速な通信ができます。

OpenVPN

最も信頼性が高いと言われるVPNプロトコルです。セキュリティレベルや速度が優れており、暗号化においては、最高レベルの256ビットAESが利用できます。また、カスタマイズ性が高くセキュリティ対策や速度を柔軟に変えられるほか、さまざまな暗号化に対応しており安全性が非常に高いことが特徴です。ただし、利用するにはサードパーティーアプリが必要になる場合があります。

VPNプロトコルの性能・安全性

VPNプロトコルによって、通信速度や安全性は異なります。では、先ほど紹介した5種類の中では、どのVPNプロトコルが通信速度・安全性が高いのでしょうか。

安全性の高いVPNプロトコル

安全性が高いVPNプロトコルはOpenVPN、その次はIKEv2です。OpenVPNは幅広い種類の暗号化に対応しているほか、暗号レベルの高いVPNプロトコルとなっています。また、オープンソースであるため常に更新され、安全性が高いと言えます。「どのVPNにすればよいかわからない」「安全にビジネスを進めたい」と考えているのであれば、OpenVPNまたはIKEv2を選ぶとよいでしょう。

通信速度が速いVPNプロトコル

通信速度が速いVPNプロトコルは、PPTPです。しかし、セキュリティレベルが決して高いとは言いきれないため、OpenVPNまたはIKEv2がおすすめです。L2TPは安全性が高いものの、通信の暗号化を行うIPsecを併用すると通信速度が遅くなるため、通信速度と安全性のバランスを考えればOpenVPNを利用するのがおすすめです。

まとめ

VPNプロトコルとはVPNを使用するための共通ルールであり、安全性や通信速度に大きく影響することがわかりました。通信速度が速いVPNプロトコルもありますが、セキュリティレベルが低いため通信速度と安全性を両立したVPNプロトコルを選ぶとよいでしょう。とくに、ビジネスで利用する場合はOpenVPNがおすすめです。常に更新されるため、安全性が高く通信速度も速いまま利用できます。

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サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
詳細リンク
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