法人向けインターネット回線業者にネットワークの構築も依頼できる?
ここでは、法人向けインターネット回線業者にネットワーク構築も依頼できるのかを説明したいと思います。結論からいうと、ネットワーク構築のできる回線業者もあります。ただし、通常のネットワーク構築のように配線からすべてというわけではありません。そこで今回は、ネットワーク構築の例やテレワーク対策についてご紹介します。
回線業者でできるネットワーク構築とは?
法人向けインターネット回線業者に依頼できるネットワーク構築は、大きく分けて、
「停電・災害対策」「オフィスLAN環境構築」「テレビ会議・テレワーク対策」があります。
本格的なスイッチングルーターの構築などは別の業者に依頼するべきですが、業務に必要なネットワーク構築は行うことができます。各種プロバイダでも、関連会社にネットワーク構築の業者がいるはずなので、直接的には依頼できなくても相談すれば紹介してくれるでしょう。
停電・災害対策で必要な機器はUPS(無停電電源装置)が有名です。UPSは、停電時に一時的にサーバーやネットワーク機器、パソコンを使用できるバックアップ電源です。設置には、物理的な配線とUPSを管理するサーバーに専用のソフトウェアをインストールして設定をする必要があります。
オフィスLAN環境構築では、無線ルーターや無線LANイーサネットコンバーター、USBデバイスサーバーなどの設置をしてくれます。無線LANイーサネットコンバーターとは、無線通信機能を持たないインターネット対応TVなどを有線LANで接続し、無線通信を可能にする装置です。
USBデバイスサーバーとは、古いプリンタなどで無線機能を持たない機種でも複数のPCでプリンタの共有ができる機器です。無線タイプもあるので、パソコンとUSBデバイスサーバー間を無線接続することも可能です。
話題のテレワーク対策には何が必要?
ネットワーク構築といえば、最近話題のテレワークシステムがあります。テレビ会議システムやチャット形式のコミュニケーションツールなどが有名です。先ほども紹介した無線LANイーサネットコンバーターでTVを接続すれば、パソコンやタブレットがなくてもインターネット経由のテレビ会議も可能です。
こうすることで、大画面で大人数の会議をできます。テレワークシステム自体はクラウド型で配布したり自社内のサーバーで管理したりしますが、そこは他の業者の対応範囲となります。
また、ウェブカメラ機器などのネットワーク構築には対応してくれます。無線LAN構築の際に、PCと一緒にセッティングすることも可能です。このような例は、ネットワーク機器パッケージソリューションとして販売しているケースがありますので、調べてみることをおすすめします。テレワーク機器やすべての機器に対応する停電対策のUPSもさまざまな業者があるので、ネットワーク構築で依頼する前に他社との比較検討は必要です。
なぜなら、ネットワーク・災害対策・セキュリティとそれぞれの強みに特化した企業があるからです。法人向けインターネット業者にまずお願いしたいネットワーク構築といえば、はやり無線ルーター系の設置です。あとは、無線LANイーサネットコンバーター・USBデバイスサーバーがメインになります。
法人向け回線は、保守・機器提供・導入サポートも依頼できる!
法人向けインターネット回線業者は、機器の保守も主なサービスの一つです。ネットワーク構築や導入後の保守もおまかせできるので、通信サービスと機器の両方に対応してくれるのが嬉しいところです。その他にも、より専門的なセキュリティ関連のルーターの設置や設定サービスもあります。
大企業となると、これらをすべて管理する「統合監視ツール」ソフトウェアで統合管理できます。ネットワークの断線やサーバーの停止、UPSの異常、ウイルスの検知などをすべて把握して警告してくれます。現在は、テレワークによって会社勤務よりも在宅勤務が増えたので、このような遠隔での監視も必要になってきています。
そして、大企業だけが使用していた「統合監視ツール」も、現在ではサブスクリプションサービスとして個人から企業までが使用できるようになりました。そのため、会社のネットワーク構築さえしておけば遠隔でそれらの管理ができてしまいます。法人向けのインターネット回線業者にネットワーク構築をまかせるメリットは、このような点にあります。
一度構築すれば、各担当者が自宅からテレワークでメンテナンスすることもできます。もちろん、わからない点はサポートに連絡すれば対応してくれるので安心です。これらのネットワーク環境もどこまで自社でいじれるのかが決まっているので、予算と業務によって使い分けることが大切です。
今回は法人向けインターネット回線業者によるネットワークの構築について説明しました。ネットワークの構築は自社では難しい場合もあるので、サポートと保守も含めたパッケージを利用することで本来の業務に集中でき、業務の効率化にもつながります。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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