法人向けインターネット回線を選ぶ際のチェックポイント

公開日:2019/01/01 最終更新日:2024/06/17

法人向けインターネット回線サービスやそれを扱っている業者はいくつかあり、自社環境やニーズ・予算などに応じて選択する必要があります。

自社に合ったサービスを見つけるにはいくつかポイントがあり、設備の違いやサポートの充実度など、いろいろな項目で比較検討すると良いでしょう。

個人向けサービスとは少し違う法人向けサービスがあるので、きちんと比較すると自社に最適なサービスを見つけることができます

帯域・安定性・サポート体制をチェックしよう

法人向けインターネット回線を利用して社内のネット環境をきちんと整えるためにどれくらいのコストが必要なのかは、会社の規模利用人数自社サイト運営の有無などインターネットの利用条件によって異なってきます。

サービスを選定する際にはいくつか注意することがあり、例えば帯域が広いかどうかが挙げられます。

帯域が広いということは一度に流すことのできるデータの最大容量が大きいことを意味し、広帯域であるほど高速な通信が期待できます。

ちなみに一般的に、実際の通信速度として100Mbps以上であればストレスを感じにくいとされています。

安定しているかどうかも重要で、瞬間的な速度が非常に速くても遅くなったり途切れたりすることが多ければ業務に支障がでてしまうので、安定して通信を継続できるかがかなり重要なポイントです。

ただし、ベストエフォート回線の速度の実績を公開している業者は少なく、実際利用している人の口コミや評判などから推測する必要があります。

他にも、法人向けインターネット回線を利用する場合、サポート体制が整っているかも大切です。

インターネットを利用していて起こってしまった回線の不具合やトラブルなどは、利用者では解決できないことが多いので困ってしまうケースがあります。

そのような場合に気軽に問い合わせることができ、スピーディに対処してくれるようなところがおすすめです。

対応が遅いと業務が滞りビジネスチャンスを失ったり顧客からの信用を失うことにもなりかねないので、万が一の時を考慮してサポート体制が整っているか確認しておきましょう。

固定IPの必要性を確認しよう

 

法人向けサービスの特徴として、固定IPアドレスを利用できるということが挙げられます。

IPアドレスはインターネットにおいて住所のようなもので、通信を行う際には必ず送信する側と受信する側を把握しないとやり取りできません。

ネットに接続し何かしら通信をする場合、コンピュータにはそれぞれIPアドレスが付与されていますが、インターネットが普及してから多くの通信機器で使用されIPアドレスが不足しました。

そのためプロバイダ側がIPアドレスをある程度確保しておいて、接続するときにだけ一時的に振り分けることで、限りあるIPアドレスで多くの人がインターネットに接続できる仕組みを作りました。

結果的にインターネットに接続するコンピュータは、接続する度にIPアドレスが変わってしまうようになりました

IPアドレスが変わるということはインターネット上の住所が変わるということなのですが、調べものをしたり動画を視聴したりするだけならそれでも問題ありません。

しかし、法人であれば自社HPを運営することが多いと思いますが、そのサイトの住所がころころ変わってしまうと、ユーザーはそのサイトの場所がわからず正しくアクセスすることができません

また、セキュリティ対策を行うために固定IPアドレスが必要になることも多く、社内ネットワークを安全に構築することにも役立ちます。

領収書の発行ができる法人契約

近年、個人契約の場合、クレジットカード決済がメインになっています。

その場合、クレジットカード会社を通じて支払いが行われるため、利用者と回線業者に直接的な金銭のやり取りがなく、通常、回線業者は領収書などを発行しません。

一方、法人契約なら税申告で必要な領収書の発行ができる場合があります

インターネット料金を会社の経費として処理したいなら、法人名義で契約をして領収書を発行してもらう必要があることを覚えておくようにしましょう。

 

もし、会社の規模が小さく従業員数が少なかったり、それほど大きなデータをやりとりすることもなかったりするのであれば、個人向けサービスを利用するという方法もあります。法人なら法人向けサービスを契約しなければいけないわけではなく、法人の場合も個人向けサービスを契約することが可能です。

ただし、規模が大きくなり従業員数が増えてきたり、大きなサイズのデータを扱ったりするようになり、速度が遅く感じるようになってきたら、法人向けサービスの検討を始める時期に入っていると言えるでしょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-350
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
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