法人向けインターネット回線を選ぶ際に確認するべきポイントとは?
コロナ禍の影響により、在宅ワークやZOOM会議の利用が増えインターネット回線が重要になりました。しかし、法人向けインターネット回線は個人向けのインターネット回線に比べて、何が違うのか知らない方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、法人向けインターネットの特徴と、選ぶ際の確認するポイントについてお伝えします。
法人向けインターネット回線の特徴
■固定IPが利用可能
まず、法人向けのインターネット回線は固定IPが使用できます。固定IPとは、インターネット上の電話番号にあたるもので、固定IPを利用すればWebページの公開や、外部からのアクセスが可能になるのです。企業では、HPやWebサイトを所有することが多くなっているため、法人向けインターネット回線には、固定IPが利用できるようになっています。
■セキュリティ面が安心
また、法人向けのインターネット回線はセキュリティ対策が万全です。セキュリティが強固でないと、企業の機密情報が漏洩したり、外部のウイルスが侵入してきたりしてしまいます。そのため、法人向けのインターネット回線は、セキュリティが強くなっているのです。セキュリティシステムは、主に以下の2つが該当します。
・VPN接続
VPN接続はセキュリティを強化するときに利用されるサービスのことです。現状、外部と機密情報をやり取りする際に、公共のWi-Fiなどを利用するとデータを盗まれる危険があります。しかし、VPNを利用することで、社外からの接続を遮断できるため、リスクを冒して通信する必要がなくなります。
・UTM
VPNのほかにも、法人向けのインターネット回線ではUTM(UnifiedThreatManagement)があります。UTMとはセキュリティ装置をまとめた総称で、日本語では統合脅威管理ともいわれます。以前までは、ウイルスそれぞれにファイアウォールなどの対策を行っていましたが、UTMを導入したことですべてに対しての対策が可能になりました。
■サポート体制が充実
企業の回線の通信環境が悪くなると、営業に支障をきたしたり、大きな損失を生んだりする可能性があります。そのため、法人向けのインターネット回線には、トラブルを回収するためのサポート体制が整っています。通信障害で業務に支障がでた場合にサポートが受けられるサービスであるため、万全のサポートが受けられるものを選択しておくとよいでしょう。
法人向けインターネット回線を選ぶ際に確認するべきポイント
■固定IPが利用できるか
固定IPが利用できるかどうかは重要なポイントです。先ほどもお伝えしましたが、固定IPが利用できることで、Webページの公開やVPNによるインターネット環境を構築できます。インターネットが普及している今の時代では、HPやネットからの新規顧客は必須であるため、固定IPが使える回線も必須といえるでしょう。
■通信速度
通信速度も回線を選ぶうえで大切な要素です。通信速度が遅い回線では、会議でラグが生じたり、一斉にデータが送られてきた際に処理しきれなかったりするため、実用的ではありません。よくオンラインを活用する企業は通信速度にも、気を配って契約するとよいでしょう。
■対応エリア
場所によっては通信が不可能な地域もあるため、対応エリアも確認しておく必要があります。
■通信料金
法人向けのサービスがよいのは10台以上が同時に接続する可能性が多い場合です。企業の規模によっては、個人契約で足りるケースもあるので、契約する前によく確認して、法人契約で問題ないか判断しましょう。
法人向けインターネット回線導入時の注意点
■登記簿謄本が必要なケースがある
登記簿謄本とは、会社の概要や所在地などの情報が入っている書類のこと。登記簿謄本は法務局のWebページや法務局・支店・出張所などで発行できます。法人向けの回線を契約する際に必要になることがあるので、注意しましょう。
■かかる費用・内訳・相場
かかる費用は以下のとおりです。
・契約事務手数料:0円~3,300円
・工事費:0円~33,000円
・月額料金:3,000円~10,000円
・固定IP:800円~200,000円
・VPN:1,980円~660,000円
・セキュリティ:300~100,000
固定IPは所得するアドレスが多くなればなるほど、価格が高くなるため、必要な分だけ契約するようにしましょう。VPNは公衆回線を利用するかしないかによって、価格が変動するため、契約する会社にどのような回線か確認する必要があります。
また、月額料金に関しては、ネットのみであれば3,000円~6,000円程度。しかし、基本料金のみでは足りないことが多く、別途でオプションが付くと値段がより高くなります。契約する前には何が必要か、事前に検討しておくとよいでしょう。
いかがでしたか?今回は法人向けインターネット回線の特徴と選ぶ際のポイントについてお伝えしました。法人向けインターネットを選ぶ際のポイントは「固定IPが使える」「通信速度が速い」「対応エリア」「通信料金」でした。以上のことを意識して、法人向けインターネット回線を選んでみてください。かかる費用もプランや対応業者によって大きく変化するので注意が必要です!
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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