インターネット回線の上り・下りとは?注目すべきは下りの回線速度?
インターネット回線は現代の生活で欠かせないものですが、ダウンロードが遅い、動画が何度も止まるなどでストレスを感じている方もいるでしょう。インターネット回線速度は上り・下りに分けられ、どちらか一方が遅くてストレスを感じるケースもあります。そこで本記事では、上り・下りとは何か、回線選びのポイントなどを解説します。
インターネット回線における上り・下りとは
仕事やプライベートの生活において、インターネットは切っても切り離せない存在となっており、一日一回はインターネット回線を使用する方が大半でしょう。動画視聴やオンラインゲーム、インターネット検索など、さまざまなシーンでインターネット回線が使用されています。
ただ、動画が何度ストップする、ホームページがなかなか開かない、アプリのインストールが遅いなど、インターネット回線に対してストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。インターネット回線を解説するうえで、上り・下りは基礎知識として押さえておくことが大切です。
まず上りとは、データをアップロードするときに使用される回線で、具体的にはメールの送信やSNSへの書き込み、更新、動画のアップロードなどに使用される回線です。
一方、下りは何かを受信するときに使用される回線なので、メールの受信やホームページを開く、動画を視聴する、SNSを閲覧するといったシーンや、アプリやソフトのダウンロードにも使用されます。
インターネットを快適に使用するには上り・下り両方のスピードが重要になりますが、大半のユーザーにとって重要なのは下りになるでしょう。たとえば、メールの送信はストレスなくできるのに、動画を見るのはすぐに止まってしまうという場合は、下りのスピードが遅いと考えられます。
上りと下りで必要な回線速度の目安
では、実際にストレスのかからないインターネット環境を実現するには、どれくらいのスピードが必要なのでしょうか。
まず、上りは1Mbps~10Mbpsの速度が確保できていれば、快適に使用できるでしょう。なお、Mbpsとうのはインターネット回線の速度を表す単位であり、数理が大きくなるほどスピードが早くなります。SNSに動画をアップする場合、データのサイズが大きいので10Mbpsほど必要になりますが、メールやチャットなど文章のみを送るなら1Mbpsあれば充分です。
一方、下りは使用環境によって必要な速度に差があります。たとえば、データサイズの小さいメールやチャットのテキストのみの受信なら128Kbps~1Mbps、Webサイト・ブログ・SNSの閲覧なら1Mbps~10Mbpsあれば充分です。ただし、4K動画を高画質でストレスなく視聴するには、25Mbps~100Mbpsが必要になるでしょう。
一般的に画質がよくなるほど必要なデータサイズも重くなるため、常に高画質の動画をストレスなく視聴したいという場合は25Mbps~100Mbpsが必要になるのです。そして、オンラインゲームをする方は100Mbps以上の速さが必要といえます。
インターネット回線の下りは遅い?
インターネットを契約する際、速度を確認したもののスピードが遅いと感じることがあるでしょう。とくに上りはスムーズなのに、下りだけ遅く感じるケースも少なくありません。というのも、インターネットユーザーの多くは上りよりも下りを利用するケースが多いうえに、データサイズの大きいやりとりが多いため、回線がパンクして遅くなりがちなのです。
大型連休に高速道路が渋滞するのと同じで、利用者が特定の時間に集中することで回線速度が遅くなってしまうのです。休日や自宅でのんびりと過ごす人が多くなる19時以降などで下りのスピードが遅くなりがちなのが、下りの利用者が集中することが要因として考えられるでしょう。
インターネット回線を選ぶポイント
生活に欠かせないインターネットは、ストレスない環境にしたいと考えるものでしょう。そこで、インターネット回線を選ぶときに意識すべきポイントの一つが、下りの回線速度を確認しておくことです。インターネットユーザーの多くが、上りよりも下りを中心に利用している傾向にあるでしょう。
もちろん上りばかりを使う場合は上りの速度を確認すべきですが、一般的な使用状況を想定すると下りの速度に注目しておくのがおすすめです。また、インターネット回線のホームページを見ると、ほとんどが1Gbps、回線によっては2Gbpsと記載されており、問題なく使用できるように思えるでしょう。
しかし、ホームページに記載されているのはあくまで理論値であり、最大のパフォーマンスを発揮したときに速度です。そのため、実際に使用してみると理論値の数値に達さないケースが多く、理論値よりも実測平均値を確認してすることが大切です。回線速度は専用のWebサイトにアクセスすると簡単に確認でき、各回線を利用しているユーザーがインターネット上でデータを公開してくれていることが多いので、契約前に回線を比較してみるとよいでしょう。
まとめ
インターネット回線には上りと下りがあり、多くのユーザーは下りの利用機会が多いでしょう。そのため、回線を契約するときは、上りよりも下りの回線速度を確認しておくことが重要です。ただし、企業のホームページで公開されている速度のデータは理論値なので、実測値を確認することが重要です。実測値は専用のWebサイトで簡単に計測できるほか、ユーザーが公開しているケースも多いので契約前に調べておくと安心です。ただ、休日や夜間は利用者が多すぎることでパンクしてしまうことがあり、回線速度に関係なくスピードが遅くなりがちです。
イメージ | 1![]() | 2![]() | 3![]() | 4![]() | 5![]() |
サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
詳細リンク | |||||
公式リンク | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |