法人向けインターネット回線は社用スマホとセットでお得
企業のインターネット回線利用というのは大変普及しています。今やインターネット回線なしには業務は回らないというのが通常の状態です。法人向けインターネット回線については、個人向けにはないサービスが付加されています。社用スマホとのセットで申し込むことによっていろいろな面で優遇されます。
法人向けインターネット回線と個人向けの違い
法人向けインターネット回線契約では、個人向けにはないさまざまなメリットがあります。まずいえることは、固定のIPアドレスが割り当てられるということです。いろいろなインターネットアクセスを行う際、個人利用の場合には回線がつながれる度にIPアドレスが変わるのですが、法人向けであれば固定のIPアドレスが割り当てられますので、ネット会議などの場合には大変便利です。
クラウドサービスを使うにあたっても、固定アドレスでのアクセスができるためセキュリティ面での強化を行うこともできます。とくに最近行われるようになってきたリモートワークなどのサービスの際には、VPNなどの設定を行うことによって、セキュリティの配慮が必要な書類のやり取りもインターネットを介して行えるようになります。
さらに法人サービスの場合には、会社での使用で途中でインターネットが切れるということがあっては大変困ったことになりますので、サポート体制も個人向けに比べると大変手厚くなっています。さまざまな問い合わせについてのサポートをきめ細かく行われます。
インターネット費用については領収書が発行されます。これは納税申告の際に大変大切なことです。インターネット使用料を経費として申請できるので、控除の対象になります。ただし気をつけなければならないのは、法人回線申請の際には、登記簿謄本を用意しなければなりません。この書類は、市役所などで簡単に入手可能ですのであらかじめ準備しておきましょう。
法人向けインターネット回線を比較する際の注意点
ここまで述べてきたように、法人向けインターネット回線契約には個人向けにはないさまざまなメリットがあります。各インターネットプロバイダーから、法人向け回線のいろいろなプランが出ています。どのプランを採用するか考える際に考慮すべきポイントを挙げておきます。
まず考えなければならないのが、回線の対応エリアです。これは、インターネットプロバイダーによって異なっています。NTT回線使用の光コラボレーションでは全国で隈なく利用可能です。NURO光では、関東と関西、東海と九州、北海道と使用できる都市が限られています。auひかりではおよそ全国で使用可能なのですが、関西と中部と沖縄はエリア外となっています。自分が住んでいる地域でどこのプロバイダーが契約可能かについて、あらかじめ調べておくことが大切です。次に大切なのがインターネット回線の速度です。光コラボレーションの場合には最大速度は1Gbpsとなっていますし、NUROBizでは最大2Gbpsです。
さらに法人インターネット回線と社内スマホとのセット契約する事により、スマホの利用料金の割引を受ける事ができます。ドコモやソフトバンクやauの場合、スマホ1回線について毎月最大で1,000円の割引があります。この割引は、ドコモでは最大50回線、ソフトバンクとauでは最大10回線まで受けられスマホとのセット契約は大変お得です。
法人向けインターネット回線契約の際の注意点
このように個人契約に比べさまざまなメリットがあるインターネットの法人契約ですが、契約の際には気をつけるべきことはあります。
法人契約というのは、基本的には個人契約の場合と違い多回線を利用するということが基本となっています。したがって、自分の会社で使うインターネット回線の数がどのくらいであるかという事をあらかじめ知っておく必要があります。契約の継続期間というのも、おおよそ二年と定められているため簡単に変更はできなくなっています。会社の規模に合わせて回線数の設定と期間についての確認を行う必要があります。
さらに気をつけなければならないのが、すべてのインターネットプロバイダーが法人回線契約を行っているわけではないということです。いくつかのインターネットプロバイダーでは、限られた数の通信会社との法人回線しか認めていません。自分が使うインターネットプロバイダーが、どのような回線の法人契約に対応しているかということをあらかじめ調べておく必要があります。
また、さらに注意すべき事として、法人契約の回線であってもインターネットの回線速度に制限がかかる場合があります。ある量以上の回線使用になった場合には、その速度が制限されるということがある訳です。とくに動画などを使用する際にはその制限が厳しくなっているので、これについてもきちんと契約内容を調べておく必要があります。
ここまで述べてきたように、インターネット回線の法人契約というものには、いくつかの特徴と大きなメリットはあり、社用スマホとのセット契約で大変お得になる場合もあります。どの回線を利用するかについては、あらかじめ各社の提供するインターネット回線についての情報を調べておく事が必要です。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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