有線LANと無線LANの特徴

公開日:2019/12/01 最終更新日:2024/06/14

ビジネスで利用するために、インターネットを用意したいのなら、法人向けの回線と契約しなければいけません。そのために、いろいろなサービスを探していると、有線LANと無線LANがあるのを知った方もいるはずです。特徴はまったく異なるので、分からないまま契約してしまうと、思わぬトラブルに遭う可能性もあります。

有線LANは確実性があるインターネット

有線LANは、インターネットに繋げるようにする機器から、直接ケーブルを引っ張ってきて、パソコンに接続して使うシステムです。通信はケーブルを介しておこなわれるので、安定したスピードでインターネットができます。

インターネットを使った会議など、途中で止まっては損害がでてしまう通信をおこなうときに活躍してくれます。なお、機器に繋げられるケーブルの本数は決まっているため、大量のパソコンには対応していないと考えるかもしれません。そのような心配はする必要はまったくなく、差し込み口を増設する方法があるので、たくさんのパソコンがあったとしても問題なく通信ができます。

ただし、接続するパソコンの数が増えれば増えるほど、回線の速度を頭割りすることになるため、スピードが遅くなります。スピードが遅くなって困るのならば、より速い回線を提供してくれる法人向けインターネット回線を探さなければいけません。ただ、繋ぐ台数が増えるほどスピードが遅くなるのは、無線LANでインターネットした場合も同じです。

ちなみに、ケーブルが長くなりすぎると、それもまた速度低下を招いてしまうので気をつけましょう。ただし、お店では取り扱っていないような、非常識な長さまで延長しない限り大丈夫なので、普通にオフィスで使うくらいなら安心しても大丈夫です。

そもそも、自分たちで配線するのではなく、工事をしてもらうでしょうから、無理な長さのケーブルが使われる可能性は限りなく低いです。

無線LANは利便性が高いのが大きなメリット

無線LANはケーブルを使ってパソコンと接続するのではなく、電波を使って、インターネットに繋ぐ方法です。タブレットはもちろん、ノートパソコンでも初期装備として付いている場合が多いので、いろいろな機器で便利に使えるでしょう。

なお、それらの機器には飛んでいる電波を捕まえるために、Wi-Fi機能が搭載されている必要があります。もしも、利用を考えているのなら、タブレットやノートパソコンにWi-Fi機能が搭載されているかどうか、マニュアルで確かめてみましょう。

また、自身が所有する物件を利用するのではなく、賃貸物件でビジネスをおこなう場合もあるでしょう。もしも、賃貸物件でビジネスをするのなら、壁に穴を空けられないため、有線LANを利用するのが難しい場合もあるはずです。しかし、無線LANなら電波を飛ばすため、インターネットのために壁に穴など空ける必要はありません。壁に電波を遮断してしまうような素材が使われていない限り、広い範囲でケーブルを使わずに、インターネットを活用できます。

無線LANを使うならセキュリティーを完璧にしよう

有線LANと無線LANを比べたときに、無線LANのほうが使い勝手がよいと考えるかもしれません。しかし、無線LANはきちんとしたセキュリティー対策が必要なのを知っておきましょう。

Wi-Fi通信として、電波を飛ばすことになりますが、その範囲を限定させることはできません。つまり、オフィス内でWi-Fi通信環境を構築すると、外部にも電波が飛んでいってしまいます。第三者のタブレットやスマートフォンに、アクセスポイントとして表示されてしまうので、セキュリティーをきちんとおこなわなければ、無断でオフィスの回線に繋げられてしまうでしょう。

この電波が外に飛んでしまう状態は、町中でタブレットやスマートフォンを使うと確かめられるので、試してみることをおすすめします。ただし、無線LANを提供してくれるサービス会社なら、セキュリティーに関するアドバイスをおこなってくれます。アドバイスを守って接続環境を構築すれば、第三者に利用されることはないので安心しましょう。

 

有線LANと無線LANのどちらがよいかは、オフィス環境やビジネスの内容によって異なります。そのため、それぞれの特徴を知って、自分たちに必要だと感じたほうを選ぶようにしましょう。『使っている会社が多いから』という理由で契約してしまっては、ビジネスに悪影響を及ぼす通信環境ができあがってしまいます。

もちろん、どちらにすればよいのかは、法人向けインターネット回線を提供してくれるサービス会社とも相談できるので、連絡を取ってみましょう。詳しい説明を聞いて、疑問点を質問すれば、おのずとベストな法人向けインターネット回線を選べるようになっています。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

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サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-350
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
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