法人向けインターネット回線が開通するまでの期間は、最短当日になるケースもあれば、3ヶ月以上かかってしまうケースもあります。これだけの差が生じる理由は、スピーディーに導入できるかどうかが回線次第であり、工事の空き状況に左右されるからです。
ネット回線の申し込みから開通までの流れと日数目安
インターネットの回線を開通するまでの流れですが、まずは回線事業者やプロバイダに連絡をして、申し込みの手続きを済ませます。たいていは代理店を通じて申し込みますが、事務所や事業所に関する状況をヒアリングした上で、開通できるかどうか判断されます。
特に問題なければ、後日にオフィスや事業所に工事担当者が訪問してネット回線開通に関する工事作業を行います。その工事の作業が何分程度で完了するかは、当日の状況に左右されますが、たいていは1時間程度で作業が完了します。
そして回線が開通したら、オフィスにて機器に関する設定作業などを行って、パソコンなどでインターネットを使える状態にします。以上の一連の手続きが完了するまでの所要日数は、それこそ状況次第ですが、最短の日数は8日程度となります。
ですが実際に申し込みを行ってみますと、8日どころか3ヶ月近くかかってしまうケースもありますから、注意が必要です。なぜ1週間前後でなく3ヶ月前後かかってしまうかと言うと、インターネットの回線によっては、予約件数が非常に多いからです。
何日ぐらいで開通するかは工事予約の状況次第
オフィスでネット回線を使用できる状態にするために、まずは専門業者に工事を行ってもらう必要があります。その工事は事前予約制になっていて、代理店の担当者がヒアリングした上で、工事の予約を取ってくれるわけです。
工事の予約件数が少なければ、比較的スムーズに工事業者が訪問に来てくれますが、回線によっては予約が殺到することがあります。基本的には先着順に工事が行われますから、予約が混み合っている状態ですと、どうしても工事を開始するのに時間がかかってしまいます。
多くの方々が予約を取っていれば、どうしても工事を開始するのも長引いてしまうわけです。ただし具体的に何日程度待たされるかは、ネット回線の正式申し込みをする前に、必ず確認できるようになっています。
代理店の担当者は状況ヒアリングを行うと共に、開通までに要する日数も案内してくれるからです。回線に対する申し込み状況は常に変動していますが、代理店の担当者に質問してみないことには、いつ頃になるかは分かりません。
なぜ回線によっては即日で使えるのか
ところでネット回線によっては3ヶ月も待たされることなく、最短当日に利用できることもあります。実際あるインターネット業者の場合は、法人向けの回線サービスを提供していますが、早ければ当日中に開通できる旨を明示しています。
そもそも最短1週間ほどかかってしまうインターネット回線は、いわゆる有線ケーブルのタイプになります。ですがインターネット回線は有線だけではなく、多くの方々がスマホやタブレットで利用している無線タイプもあります。
スマホでインターネットを利用する分には、わざわざ有線ケーブルに接続する必要はなく、Wi-FiやWiMAXの機器があれば十分です。その具体的な手順ですが、まずは代理店などに申し込みをした上で、インターネット業者からWi-FiやWiMAXなどの無線用機器を受け取ります。
機器を受け取った後には、オフィスにあるスマホやPCなどでインターネットを利用できる状態にするために、設定作業を行います。その設定作業が完了すれば、もうインターネット回線は開通するわけですが、有線ケーブルの回線のように導入工事を行う必要はありません。
そもそもポケットWi-Fiなどのレンタル機器を利用する分には、わざわざ導入工事などを行う必要はなく、すぐに使えるようになります。無線回線の場合は、工事不要でインターネット接続できる状態になるので、工事が行われるまで待つ必要がないです。
ただし無線でも、回線によっては開通するのに若干時間がかかることもあって、中には1週間ぐらい要する回線もあります。それでも有線ケーブルと違って、わざわざオフィス周辺に対する開通工事を行う必要がありませんから、比較的スピーディーに開通します。
法人向けインターネット回線には、有線ケーブルで利用するタイプと、無線で利用するタイプの2つあります。前者の有線ケーブルの場合は、どうしても導入工事を行う必要があり、回線が開通するのは1ヶ月以上かかることもあります。
ですがネット回線の工事予約があまり混雑していなければ、スムーズに開通でき、8日程度でサービスを利用できるケースもあります。ですがWi-Fiなどの無線回線の場合は、オフィス周辺での工事作業も不要になりますから、最短即日で開通することも可能です。