LANケーブルがインターネット通信速度に影響するって本当?

公開日:2023/01/01 最終更新日:2024/06/14


現在、インターネットは、毎日の暮らしだけでなく、企業活動するうえでも欠かせないツールとなっています。今回紹介する記事では、ネット接続に大事な役割を果たすLANケーブルをテーマにピックアップします。インターネット通信速度との関連性をメインに、解説していきます。今後、買い替えする際などの参考材料にしてみてください。

LANケーブルによるインターネットの通信速度への影響

最初に、LANケーブルとは何か、改めて押さえておきましょう。これは有線によるインターネット接続に不可欠なケーブルで、安定性と設定のシンプルさがメリットです。オンラインゲーム、動画視聴など、大量データ通信が必要なシーンでとても活躍してくれます。

一方、今や当たり前になった無線LAN接続は、ケーブルが不要なので、場所を選ばずにインターネット利用できる点が特色です。さて、LANケーブル自体がインターネットの通信速度にどれだけ影響しているのか、ポイントを踏まえて見ていきましょう。まず、長さは関係しているのか、というと、それほど強い影響はありません。ただし、太さに関しては多少問題が出てきます。薄めのものだとノイズが入りやすく、スムーズな通信を望むなら厚めのものがベストです。

では、たとえば、劣化が進んだ場合はどうなるのでしょうか。日々の使用環境によって、直射日光を浴び続けたり、きつく結束し過ぎたり、床に配線せざるをえなかったり、劣化の要因はいろいろです。LANケーブルの耐用年数は30年ほどで、その年数の前後になると、通信速度低下を招く可能性があります。通信速度がいつもより遅くなったと感じたら、劣化や破損を疑ってみるのもひとつの方法です。

一番影響が出るのは、LANケーブルの規格ごとに通信速度が変わってくることでしょう。次項で詳しく触れますが、LANケーブルの規格は、通信速度および周波数でいくつかのカテゴリに分かれています。大切なのは、インターネットの使用環境にもっとも適したカテゴリを選ぶことです。これが、LANケーブル選びの基本となります。

インターネットの利用シーンによって変わるLANケーブルの規格

LANケーブルの規格は、7種類あります。カテゴリ5から始まり、5e、6、6A、7、7A、8と分類されていて、数字が増えるにつれて、最大通信速度が上がり、伝送帯域が広くなるのが特徴です。ちなみに、伝送帯域とは、最高周波数と最低周波数の差を表した値で、この数値が高くなればなるほど伝送時の情報量も増えます。

一般家庭で多く使われているのがカテゴリ6です。最大通信速度は1Gbpsで伝送帯域が250MHzです。ふだん使いするうえでは問題ないレベルとなっています。昨今、ひとつのトレンドとなっているオンラインゲームやテレワークなどには、カテゴリ6Aあるいは7が最適です。ともに10G bpsで、500、600 MHzとそれぞれの数値で、高速性、安定性にも優れています。

法人で導入する場合には、やはり、最上位規格のカテゴリ8が理想的な選択です。最大通信速度が40Gbps、伝送帯域が2,000MHzで、超高速かつノイズ耐性にも秀でていて、安定度も抜群です。企業運営で欠かせない業務用サーバーとして重宝するカテゴリといえます。ここまで見てきたように、インターネットを使用する頻度や規模によって、ふさわしいLANケーブルの規格が変わってくるのです。そのことをあらかじめ把握しておきましょう。

LANケーブルを買い替えるときのポイント

LANケーブルを長く使い続けていると、どこかのタイミングで買い替えが必要になってくるものです。その際に注意すべきポイントをいくつか紹介します。はじめに、使用するケーブルの長さに合わせて、単線とヨリ線、どちらかの種類を選ぶことが大切です。この違いは芯の構造によるもので、前者が通信の安定性、高速性、後者は柔らかく配線のしやすさが強みとなっています。ケーブルの長さが10m以上だと単線、5m以下の場合はヨリ線が適した仕様です。

また、使用環境に即したケーブルタイプをセレクトするのも重要になってきます。場所を取らず、オフィスにもピッタリなフラットケーブルをはじめ、扱いやすい極細ケーブル、ノイズ耐性のあるSTPLANケーブル、電力供給もできるPoE対応ケーブルなど、種類もさまざまです。買い替えする際には、使用する場所の特性とLANケーブルの相性をしっかり検討したうえで、導入するようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、LANケーブルがインターネット通信速度に与える影響について、解説してきました。利用シーンによって最適なLANケーブルの規格が変わること、そのカテゴリが最大通信速度、伝送帯域ごとに7種類あること、さらにケーブル形式にも複数あること、以上のキーポイントがありました。日常使いはもちろん、企業運営にもインターネットは不可欠な存在となっています。より快適に使用するためには、ネット環境や使用場所にふさわしい規格のLANケーブル選びが肝心です。本記事で紹介した情報を、今後のひとつの参考に活用してみてください。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-350
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能
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