IPv4・IPv6とは?それぞれの違いや見分け方を学ぼう

公開日:2023/07/01 最終更新日:2024/06/14


近年「次世代インターネット」というキーワードを頻繁に耳にするようになりました。その主役とも言える存在が「IPv6」です。IPv4との比較についても気になるところですが、そもそもIPv4とIPv6の違いとは、どのようなものでしょうか。早速本記事では2つの違いや、見分け方について紹介します。

IPv4・IPv6の違い

データ容量の多い作業が多い企業にとって、次世代のインターネットとはどのようなものなのか、関心を深めている方は多いでしょう。では、次世代インターネットの紹介の際に頻出する用語、IPv4とIPv6とは一体どのようなもので、違いは何でしょうか。

lpv4の概要

インターネットにはさまざまなルールがあり、IPはその1つです。インターネットプロトコルを意味するIPはデータを通信させる際に方法を決めているものです。IPv4とは古いバージョンであり、1990年代から普及が始まりました。

IPv4は2の32乗分である数が割り当て可能なアドレスです。途方もない数に思えますが、インターネットの拡大とともに枯渇が心配されるようになりました。約43億個のアドレスが可能だったものの、先行きに限界が見えたため新たなプロトコルの必要性が議論されてきたのです。

Ipv6の概要

更なるIPアドレスの必要性から登場したのがIPv6です。事実上無限に存在しているため、枯渇のおそれはありません。また、進化の一途を遂げているIPv6は64ビットで表記がなされるために、16進数による表記が行われています。(IPv4は10進法でした)

自動設定方式が採用されており、アドレスの複雑な設定などは不要です。快適なネット空間が広がっています。最近スマート家電が世界的に普及していますが、その背景にはIPアドレスの枯渇の恐れが無く、アドレスを消費できるようになったことも挙げられます。

IPv4 over IPv6とIPv6の違い

スマホやスマート家電など、ますますネットの進化が期待されていますが、近年耳にすることが増えた「IPv4 over IPv6」とは、一体どのようなものでしょうか。忘れてはいけないのが、いくらIPv4は古い時代のプロトコルとはいえ、消滅したわけではない、という事実です。

そこで、現在注目が集まっているのがIPv4 over IPv6です。これは、環境設定としてはIPv6が活用できるものの、従来のアドレスであるIPv4の使用は継続できるというものです。

この技術は「カプセル」と呼ばれる方法で、通信速度の改善に貢献しています。IPv4ユーザーの多くは、作業が集中しやすい日時に作業がバッティングすると、通信速度が落ちることに頭を悩ませていました。しかし、この方法を活用すれば快適な通信が確保できるようになります。

IPv6との違いとは

「IPv4 over IPv6」は上記で解説したとおり、IPv6の技術を生かすために接続をしながら、IPv4を継続して利用できるものです。IPv6との違いを見極めるためには、現在利用している回線がどちらの使用なのか、ご自身で把握しておく必要があります。

しかし、ネットにあまり詳しくない方からすると、一体どのようにすれば違いが見極められるのか、見当がつかないかもしれません。しかし、見極めの方法はいたってシンプルです。「接続テスト」を実施すれば、実に容易に判断できます。見極めの方法は次章で解説します。

IPv4 over IPv6を導入するメリット

広大なネットの世界を自由に楽しむためには、IPv6は必要な技術であり、今後ますます需要は高まると考えられています。しかし、IPv6にも弱点はあります。IPv6には残念なことに、IPv4との互換性がありません。まだまだIPv4が使用されているサイトはあるにもかかわらず、アクセスができなくなってしまうのです。IPv4 over IPv6を活用すればIPv6およびIPv4のいずれも享受できるというメリットがあります。

IPv4とIPv6の見分け方

現在お使いいただいているIPアドレスがどちらかわからない、そんな時には見分ける方法を使って、ご自身のIPアドレスを確認しましょう。以下2つの方法で確認ができます。ご自身が必要なアクセス環境をしっかりと見極めるためにも、まずはどちらのIPアドレスなのか確認しましょう。

接続テストの実施

「IPv6接続テスト」があることをご存じでしょうか。簡単に接続テストにアクセスするだけで、ご使用されている現在の回線がどちらなのか判断できます。これはIPv6への接続テストのため、ご使用されているIPアドレスがIPv4の場合は「接続できない」ことになります。

一方で、ご使用されているものがIPv6なら接続ができるためご自身のアドレスがどちらに属しているのか判明します。この方法なら、もしも「IPv4 over IPv6」をご検討されている場合、接続不可だった次点で検討すべきでしょう。

パソコンからも確認できる

接続テストには敷居の高さを感じてしまう、そんな方にはご自身が使っているパソコンからのご確認もおすすめです。お使いのパソコンの「設定画面」から入れば、容易に判明します。IPv4にしか接続できていない場合は、IPv6ではない可能性が高いでしょう。Windowsならプロパティから、Macなら「ネットワーク環境」から確認ができます。

まとめ

この記事では、IPv4およびIPv6について、それぞれの特徴にも触れながら、見分け方も詳しく解説しました。次世代インターネットを先導するIPv6ですが、完璧な存在とは言い切れない部分もあります。そこで、IPv4 over IPv6について注目が集まっています。それぞれのIPが持つメリットを取り込んでおり、安定した通信環境も確保ができます。ぜひこの機会にカプセル化の優れた技術を生かしているIPv4 over IPv6についても理解を深めてみましょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式リンク公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る

おすすめ関連記事