光回線を契約したら光電話も契約するべき?どんなメリットがあるの?

公開日:2023/06/01 最終更新日:2024/06/14


光回線を利用する光電話という電話サービスは、従来の固定電話よりも料金が安いことで契約する方が増えています。もちろん料金が安いのは魅力ですが、金額面以外にどのような特徴があるのか気になる方も多いでしょう。そこで本記事では、光回線のメリットやデメリット、従来の固定電話との違いについて解説します。

光電話(ひかり電話)とは

光回線を使った固定電話サービスを光電話といいます。光電話とは、インターネット接続に使用される光ファイバーという線を使った電話のことで、昔は主流だったNTTの固定電話を上回り、現在では固定電話のうち約60%が光電話です。

そもそも光電話に利用されている光回線とは、光ファイバーと呼ばれる細い繊維状のケーブルを用いたインターネット回線のこと。既存のインターネット回線のなかでも高速で、重いデータのやり取りもストレスなく実施できるため、一般家庭や企業までさまざまな場所で利用されています。

そして、この光回線を使って音声信号を光のスピードで送受信するのが光電話です。月々の料金や通話料が従来の固定電話に比べて安いことが最大の特徴といえるでしょう。

NTTのアナログ電話との違い

光電話の仕組みについて理解したものの、昔は主流であったNTTの固定電話との違いが分からないという方もいるでしょう。

まず、光電話は光回線を使用し、音声を圧縮してデータとしてやりとりしますが、アナログ電話は電話線と呼ばれる回線を使用し、音声をそのまま届けます。アナログの固定電話に使用される回線は銅線であり、音声がそのまま銅線を通じてやりとりされるのでいわゆる糸電話をつないでいるイメージです。

一方、光電話は音声をそのままやり取りするのではなく、音声をデータと認識し、光ファイバーを通ってやりとりします。

なお、光電話を新規契約する場合は「050」から始まる番号を利用しますが、NTTの固定電話から乗り換える場合は既存の電話番号をそのまま利用できます。

一方、NTTの固定電話の場合は、市外局番から始まる10桁の電話番号を利用するため、電話番号にも違いがあります。そのほか、停電すると基本的に光電話は利用できませんが、糸電話の仕組みを利用しているNTTの固定電話なら停電時でも利用可能です。

このように、同じ固定電話でも仕組みが異なる分、回線の種類や電話番号、停電時の使用状況などに違いがあるのです。

光電話のメリット

光電話は月々の料金や通話料が安いため、費用メリットが大きい点が魅力といえるでしょう。従来の固定電話の場合、現在地を通話先の距離によって通話料金が変動する仕組みが採用されており、北海道と沖縄、九州から東北に電話する場合などは費用が高くなりがちでした。

しかし、光回線なら距離に関係なく通話料は一律であり、さらに月額使用料も数百円程度からなので、従来の固定電話よりも安くなるケースが多いのです。

また、アナログの固定電話から光電話に乗り換える場合、電話番号の変更が不要であることもメリットといえるでしょう。引っ越しなどでエリアが変わる場合は引き継げないケースがあるものの、住所が変わらず契約内容だけを変更する場合は電話番号を引き継げるので手間がかかりません。

さらに、NTTの固定電話を利用する場合は「電話加入権」を購入する必要がありましたが、光回線は光回線さえあれば電話できるので電話加入権を購入する必要がないのです。電話設置にかかる費用を抑えられることもメリットといえるでしょう。

光電話のデメリット

光電話のデメリットのひとつは、停電時に使用できないことです。利用するには電話機を電源プラグに差し込む必要があり、電気の供給がストップすれば利用できません。

また、アナログの固定電話から光電話に乗り換える場合、基本的には電話番号が引き継げるもののエリア変更などが発生する場合は引き継げないケースがあること、光電話を契約するときに新たに電話番号を取得した場合、別のサービスに乗り換えるときに光電話で使用している電話番号を引き継げないケースがあることなどもデメリットといえるでしょう。

基本的にサービスを乗り換えないなら不便さを感じることがないですが、お得なプランを見つけてこまめに乗り換えたい、転勤が多いといった場合には注意しなければなりません。電話番号が変更されれば周囲に知らせたり、何かのサービスに登録しているときは変更手続きをしたりしなければならないなど、さまざまな手間がかかるため、電話番号変えたくない方は注意する必要があります。

まとめ

光電話は、インターネットの光回線を使った固定電話であり、アナログスタイルの固定電話と比較して料金が安いことが最大の特徴です。通話品質もよく、現在では固定電話の約60%が光電話となっています。ただし、光電話は停電時には使用できないことや乗り換えるときに場合によっては電話番号を引き継げないことがあるなどのデメリットもあります。とはいえ、従来の固定電話とりも安くなることが多いので、電話料金を抑えたい方にはおすすめのサービスといえるでしょう。

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イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-350
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
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2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
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SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率
トラブル対応
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24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能
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