法人向けインターネット回線を途中解約したら解約金・違約金はどれくらいかかる?
インターネットや携帯電話を利用する際にはプロバイダや回線業者との契約が必要になります。その際契約期間(2年間など)が定められ、この期間内に契約解除した場合違約金が発生するケースが多いです。今回は法人向けインターネット回線を契約途中で解約した際の解約金・違約金はどうなっているのか取り上げます。
ほとんどの回線には契約期間の縛りがある
インターネット回線を契約する際、契約期間の縛りがあるのか見ていきます。
大多数のインターネット回線業者と契約する際、契約期間の縛りがある
光回線を用いたインターネットサービスを提供するプロバイダや回線業者(両者が一体となっているサービスも存在)と新規・継続して契約を結ぶ際、2年間など契約期間が設定されることがほとんどです。契約後に不満があっても、新規に別業者と契約を結ぶとなると端末を入れ替えたり、設定を変更し直したりする必要があるなど、乗り換えに一定の障壁があります。その傾向を踏まえ、契約期間を定め、その分月額(年間)料金を安くすることで、顧客の囲い込みを業者は行っています。
契約期間の縛りのないインターネット回線提供業者もある
インターネット回線に多少なりとも不満や文句はあれど、変化を嫌い現状維持でよしとし、長期間同一箇所で同一サービスを利用する法人であれば、契約期間の縛りがあっても問題にならないこともあります。しかし、これだけ変化の激しい時代であればいつオフィスを移転させたり、サービスの見直しが行われたりするか分からず、決められた更新年・月とズレたタイミングで契約解除することになり、無駄なお金を支払う羽目になることにつながり得ます。この流れを見越してか、最近では一部のサービス提供業者のうち、契約期間を定めないところも出てきています。
違約金・解約金が発生した場合いくらになる?
実際に契約期間内で途中解約をした場合、違約金や解約金はいくらになるのか、具体例を見ていきましょう。ただしあらかじめお断りしておきますが、金額は契約プランや契約年数など契約状況などによりケースバイケースになることはご承知おきください。
7,000円代~3万円代が一つの目安
最低新規契約期間や更新期間、どういったインターネットサービスを契約しているのかにより金額にバラつきがあります。7,000円代~3万円代と記述したのは、多くの法人がインターネット回線を新規に契約しようする際、検討するであろう大手サービス提供業者の違約金や解約金の金額が、調査したところこの金額の範囲内であったためです。少し幅が広いですが、多くの業者は契約期間2年間のところが多く、その期間内解約すると1万円前後の違約金や解約金を設定しています。
加えて、業者の中には契約期間が経過するほど金額がだんだんと減っていくところもあります。一例をあげると新規契約1年目では3万円のところ、契約最終年である3年目は8,000円になるなどです。
正確な金額は契約した業者の問い合わせ窓口に確認を
上記で紹介した金額は一例であり、実際の契約内容により金額が前後することが想定されます。トラブル防止のため、契約書やホームページなどに記載のある問い合わせ先に連絡を取り、中途解約する際にかかる金額を確認しましょう。なお、大部分の業者は契約期間とは別に更新期間を定めており、その期間に解約すれば違約金や解約金は発生しないことも押さえておきましょう。
これから法人契約も縛りがなくなるかも?
個人向け携帯電話サービスの料金形態がここ数年で変化したことはご存知でしょう。法人向けインターネット回線もその例に漏れず、契約期間の縛りを撤廃しようとする動きが出ています。
総務省主導で議論が進む
携帯電話やインターネット回線など、国内の通信サービスを管理・監督する役所は総務省です。その総務省がインターネット回線の契約時に契約期間を設け、その代わりに利用料金を下げる現行の商習慣にメスを入れようとしています。契約期間という縛りがあることにより、利用者の固定化が進み、サービス提供者側もそれに甘んじ、利用料金が下がりづらくなっているとしています。携帯電話サービスも同様の流れで雪崩をうつように各社が格安プランを提供、基本・月額料金を下げ、価格・サービス競争が活性化した経緯もあり、インターネット回線もどうようの流れに組み込み、通信業界全体を活性化させようとしているとのことです。
固定インターネット回線の需要が高まる
今後5GやDXの推進、テレワークや遠隔授業の定着などによりますます多くのデータがやりとりされていくなか、安定性や速度の面から光回線などのインターネット回線(固定)のニーズがあります。法人向けインターネット回線サービスも今後どのような変化があるのか見逃せません。
まとめ
依然として法人向けインターネット回線を契約する際、契約期間が設けられることが多いのが現状です。そして、契約途中で解約する際、それなりの金額の違約金や解約金が発生します。当記事では一例ではありますが、具体的な違約金や解約金の金額を紹介しました。この記事が、今後のインターネット回線利用の参考になれば幸いです。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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