光回線工事はビス止めが必要?ビス止めしなくてもできる工事はある?

公開日:2021/12/01 最終更新日:2024/06/14


光回線を始めて導入する方にとっての不安要素は、光回線工事でのビス止めです。ビス止めは壁に穴が開いてしまうので、「壁に穴を開けたくない」「賃貸だからそんなことはできない」と不安を感じる方もいます。そこで今回は、光回線工事におけるビス止め工事や、ビス止めしなくてもできる工事はあるのかどうかについて紹介します。

光回線のビス止め工事とは

そもそも光回線のビス止め工事とは一体なんなのでしょうか?光回線の利用には、電柱から光ケーブルを引き込む屋外配線と、引き込んだ光ケーブルに光回線用のコンセント(光コンセント)を取り付ける屋内配線の2つの配線工事をする必要があります。

しかし引き込んだ光ファイバーがそのままでは垂れ下がってしまい事ゆえにつながる恐れがあるので、外壁や室内の壁に固定しなければなりません。この光ケーブルの固定作業を「ビス止め」と呼びます。ビス止め工事は壁にビス(ネジ)を打ち込むため、どうしても小さな穴が開いてしまいます。

賃貸住宅にお住まいの方でしたら大家や管理会社へ確認が必要ですし、勝手に穴を開けてしまえばトラブルの元になります。それに持ち家であっても壁に穴を開けるというのは、できる限り避けたいものです。それではビス止めしなくてもできる工事はあるのでしょうか?

現在の光回線工事は、ほとんどがビス止め不要

実は現在の光回線工事は、ほとんどがビス止め不要であります。なぜかといえば、既存の配管や電話線を通せば、ビス止め工事をすることなく光ケーブルの引き込みが可能だからです。

それに工事担当者に「壁に穴を開けたくない」と一言伝えておけば、できる限り申し出に配慮して工事を行ってくれます。とはいえ、ビス止めが完全に不要なわけではありません。後の項目でビス止め不要な場合と、そうでない場合を詳しくご紹介します。

ビス止めが不要な場合

電話線の配管やエアコンダクトの穴など、既存の設備が使える場合はビス止めが不要です。光ケーブルのサイズは10mmと程度と非常に小さいので、既に開いている建物の配管ルートが利用できれば、そのまま利用することが光回線工事の大半を占めます。つまり光回線工事の流れはビス止めの前に電話線の穴を利用できるか、エアコンダクトの穴を利用できないかといった流れから始まるのです。

ただし電話線が長かったり、途中で曲がっていたりする等どうしても困難な場合は最終手段として穴を開けます。ただ穴は1cm程度のうえ、施工後はシリコンなどでしっかりと埋めて防水加工もしてくれるので、隙間風や水漏れなどの心配はありません。

またエアコンダクトの穴を利用する場合は、回線終端装置(ONU)の設置場所に注意が必要しましょう。穴から近ければビス止めしなくても済みますが、引き込んだ個所とは別の部屋に設置したい場合にはビス止めとして壁に穴を開ける必要があるからです。ただ現在はビス止めではなく、両面テープで固定することも多く行われています。

屋内配線はビス止めしなくても工事できる

屋内配線に関しては、ビス止めしなくても工事ができます。なぜかといえば、室内に引き込んだケーブルにはほとんど力はかからないので、固定せずぶら下げていても問題はないからです。具体的には、壁に設置しない分離型のコンセント(光ローゼット)を使用することでビス止め不要の工事が可能になります。

とはいえ完全にぶら下げた状態ではひっかかりの恐れがありますので、心配ならクリップや両面テープを使用する方法があります。いずれにせよ室内配線に関してはビス止め不要で工事ができるため、不安な場合は事前に作業員に伝えておきましょう。

屋外配線はビス止め必須

屋外配線に関しては、残念ながらビス止めが必須となります。その理由は電柱から引き込んだケーブルがそのままの状態で使うと引っ張られてしまい、傷つく恐れがあるからです。そこでケーブルを固定するため、家の外壁に引留金具を取り付けることになります。この作業にどうしてもビス止めが必要になるのです。

また屋外配線はケーブルの固定以外にも「光キャビネット」と呼ばれる機器を設置する必要があるので、ここでもビス止めが発生します。なおケーブルの固定に使用する引留金具には2本~4本のビス止めが必要で、光キャビネットの設置に使用する引留金具は3か所程度のビス止めが必要になります。一応、対策方法もないわけではありません。ビス止めではなく、強力な両面テープを使って固定する方法や、既存の引留金具を再利用して新たなビス止めを発生させないようにする方法もあります。

ただし、壁の質感によっては両面テープが使えないこともあるので、その場合はビス止めする方法しかありません。何にせよ、外壁に傷をつけたくない場合は「できるだけビス止めはしないようにお願いします」と伝えれば作業員も配慮してくれます。

 

以上、光回線工事のビス止めについてご紹介しました。基本的にはビス止めは屋外配線のみで、屋内配線に関しては電話線やエアコンダクトの穴を通し、コンセントも分離コンセントを使えばビス止めの必要はありません。工事担当者も基本的にはビス止めしないように配慮してくれますので、そこまで心配する必要はないでしょう。もしそれでも不安が残る場合は、工事の必要がないモバイルルーターの導入も検討するとよいでしょう。

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