個人名義で法人向けインターネット回線の開通は可能?

公開日:2020/12/15 最終更新日:2024/06/14

法人向けインターネット回線は、ネットワークにアクセスする端末がたくさんある場合において、メリットがあるサービスです。高速でのインターネット回線を安価に利用できる点が人気のサービスですが、個人名義でも法人向け回線の利用は可能なのでしょうか。個人契約をするにはどんな条件があるのか、契約時に必要なものは何かを知りましょう。

あくまで法人向けに提供されるサービス

法人向けインターネット回線は、法人向けに安定した速度の他に、安定した通信を約束するサービスです。個人名義で法人向けのインターネット回線を利用可能であるかですが、結論としては不可能であることが多いです。その理由は、あくまで企業に向けたサービスを提供しているものだからです。

本当に会社を経営しているのかを確認するため、契約時に法人の登記事項証明書等の提出を求められることがあります。つまり、法人として認可されていない個人名義では、サービスの利用ができません。

法人向けインターネット回線は、大規模な回線を提供することを前提に、高速で安価なサービスを提供するものですので、個人名義の契約の場合は、個人向けインターネット回線を利用することになります。個人経営などをしている方ではない限り、個人でそうした特殊なインターネット回線を使用しても機能を生かせないとプロバイダー側は判断しているため、契約できないのです。

しかしながら、すべての事業者が個人に対して、法人向けインターネット回線の契約を断っているわけではありません。法人向けとは、高い安定性を維持できる通信回線と、多くの通信端末を接続しても高速で利用できる環境を有する場所として法人を対象としているものであり、このような条件を満たす場合は、個人名義によっても法人向けインターネット回線契約が結べる可能性もあります。

個人事業主として法人向けインターネット回線が使用可能

法人向けインターネット回線を扱うプロバイダーの中には、個人事業主であるという立場であれば、個人名義でも自由に法人向けインターネット回線の利用を可能とするプロバイダーがあります。法人化はしていなくとも、個人事業主であればビジネスで利用するため、法人契約と同等の利用をすると見なされるためです。

これに対応しているのは、個人名義の口座からでも通信回線利用料を支払うことを可能としているプロバイダーということになります。そもそも多くのプロバイダーは、法人向けのサービスを提供する場合、その会社が所有している法人の口座からの振込により利用料金を払うシステムになっています。しかし個人でお仕事をしている方向けに法人向けインターネット回線を契約している場合は、個人名義の口座からでも料金を徴収できるようになっています。

一般の個人向けインターネット回線ではクレジットカード支払いを選択できますが、個人名義で法人向けインターネット回線契約をする際には、銀行振込での支払いが必須となる場合が多くあります。クレジットカード支払いでは、料金が負債として扱われるため、法人向けのサービスを提供しているプロバイダーでは認めていない場合が多いようです。

ただし個人契約の場合は、信用能力があるかどうかはきちんとチェックされます。契約者がビジネスとして利用するか、支払い能力があるかどうかを確認、審査した上で、法人向けインターネット回線のサービスを利用できるようになるのです。

個人名義での契約では証明書などの提出が必要

個人で法人向けのサービスの利用は可能ですが、これはあくまで、法人に準じた事業を行っていることが前提となっています。そのため、きちんとお店や事業をしているかどうかを確認した上で、サービスの利用ができるかどうか判断されることになります。プロバイダー側に審査されるといってもよいでしょう。

契約の際には、各種書類の提出が求められます。これは実態がある事業者であるかどうかの確認と、支払い能力があるかどうかの確認をするためです。身分証明書などに加え、法人であることの証明書の代わりとして、個人事業主としての開業届などの提出が求められることになります。その他にも事業証明書などの、きちんと事業を行っているかを確認できる書類が必要になります。

さらに、自己名義の口座が必ず必要となることも忘れてはいけません。前述の通り、プロバイダーへの料金の支払い方法としては個人口座からの銀行振り込みが指定されることが多くあります。そのため、口座を所持していることが必須となります。

仮に、違う支払方法を選択したとしても、契約の際には自己名義の口座があることをプロバイダーに知らせなければなりません。これは、信用能力を確認する意味も含んでいます。個人事業者が口座を持っていない場合は、信用力に欠けると見なされることもあり、契約自体ができない可能性もあります。

個人名義で法人向けインターネット回線の契約を行う場合、多くの必要書類が必要となります。必要なものはプロバイダーや契約内容によって異なりますので、契約の前には事前に確認しておくとよいでしょう。

 

個人名義で法人向けインターネット回線の開通は、法人に準じた個人事業主であれば可能です。ただし、契約の際には開業届や事業をしているという証明書の提出が必要となります。また、自己名義の銀行口座を所有していることが必須になります。利用できる条件などは会社によって異なりますので、よく確認しておきましょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-350
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能
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