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法人向けインターネット回線で複数の固定IPアドレスを取得できるメリットとは?

公開日:2019/07/15  最終更新日:2019/10/25


法人向けインターネット回線のメリットとして固定IPアドレスを取得できることがよく挙げられています。取得できる数は一つだけではなく、複数取得して運用することも可能です。二つ以上のグローバルIPアドレスを手に入れるのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

固定されているとどんなメリットがあるのか

法人向けインターネット回線を導入するときに複数の固定IPアドレスを取得すると何ができるようになるのかを理解するのがメリットを考えるうえでは欠かせません。そもそも固定IPアドレスがどのようにして使われるのかを知る必要があります。

IPアドレスはインターネット上でデータの送受信をするときに必要な住所に相当するものです。あるパソコンから別のパソコンに向けてデータを送信するときには、送信元のIPを明確にしたうえで受信先のIPを指定することになります。

メールを一通送るだけでもこのようなシステムがメールソフトの中でおこなわれていますが、このIPアドレスはインターネットに接続したときに自動的に割り振られるのが一般的です。しかし、勝手にIPアドレスが変わってしまうと困るケースもあるため、固定することができるようになっています。

例えば、会社のメインサーバーのIPが変わってしまうとサーバーにアクセスして情報を取得するのが難しくなり、IPが変わるたびに接続先の情報を書き換えなければなりません。サーバーからホームページを更新するようなときにも同様で、特定のIPからでないとホームページの内容を書き換えられない仕組みにしてセキュリティーを確保していることもよくあります。

このように外部から端末にアクセスするときにこの端末だと指定したいときや、外部に情報を送信するときにこの端末からの送信だと明確にしたいときにIPが固定されていると役に立つのです。

複数あるとどういうことになるのか

複数の固定IPアドレスを取得すると、複数のパソコンなどの機器をそのアドレスの番号によって特定できるようになります。例えば、会社のサーバーを二つ用意して運用したいというときには別々にIPを割り当てることが必要になるでしょう。

部署ごとにファイル共有をするためのサーバーを用意するとなれば、部署の数だけIPを用意しなければなりません。ホームページの更新をする担当者がいる場合には、サーバーとは別にIPを割り振ったパソコンを使用させるようにすると、サーバーと独立させられます。

固定IPになっていると外部からアクセスできるので、不正アクセスを受けるリスクも高まるのは確かです。そのため、ホームページの更新用と社内での情報共有用にIPを分けて、異なるセキュリティーレベルにしておくとより安心できる形で運用が可能になります。

また、パソコンだけでなく複合機などの他の機器についてもIPが割り振られています。複合機にインターネットからアクセスして印刷やスキャン、FAXなどをおこなうという場合には固定IPになっていたほうが便利です。

自動的に割り振られるようにしていると、印刷したいと思ったときに毎回複合機を検索してアクセスしなければならなくなります。複合機が複数ある場合にはその数だけ固定IPを取得しておくのが合理的です。

このように複数の固定IPを取得していると、いつも特定のIPを指定することでアクセスできるようにしたい機器がたくさんあっても割り振ることができ、便利に使用することができるのがメリットといえます。

複数取得するには追加料金がかかるので注意

固定IPは多いほど良いのかというとそうとは限りません。たくさんあればそれだけ多くの機器のアドレスを特定できるようになるのは確かで、活用の仕方次第ではとても便利になるでしょう。

しかし、一般的には固定IPは複数取得すると追加料金がかかる仕組みになっています。一つあたりいくらという形で料金が設定されていることが多いため、できるだけ少ない数にしたほうがコストは削減できるのです。

特に固定しなくても良い機器については自動で割り振られるようにしておいたほうが良いとも考えられます。また、業者によっては取得できる固定IPの数が制限されていることもあるので注意しましょう。

数十もの固定IPを手に入れようとすると難しいといわれてしまう可能性がありますが、業者によっては実質的にほぼ無制限に固定IPを作ってくれます。運用上、固定IPがどうしてもかなり必要になるという場合にはどの業者に依頼するかはよく検討する必要があるでしょう。

 

固定IPアドレスを取得できるのは法人向けインターネット回線のメリットですが、希望すれば複数取得して運用することも可能です。複数あるメリットは取得した固定IPの数だけ機器を特定できるようになることで、サーバーや複合機などの外部からアクセスする機器を全て固定IPにしておくと使い勝手が良くなります。取得するには追加料金がかかるということを念頭に置いて、いくつ取得するのが良いかをあらかじめ考えておきましょう。

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