どんなルーターがおすすめ?無線Wi-Fiルーターの選び方とは

公開日:2022/10/15 最終更新日:2024/06/14


複数台での利用や、大容量のデータを取り扱いたい際に便利なのが無線Wi-Fiです。業務の効率化や顧客満足度の向上が期待できます。とはいえ、家庭で使用する基準でルーターを選択してしまうと、業務に悪影響を及ぼす恐れも。今回解説する、無線Wi-Fiルーターの選び方を参考に、業務効率や顧客にプラスの影響を与えるルーターを選択してください。

法人向け無線LANの基本的な仕組み

そもそも無線LANとは、限定された範囲内であればケーブルを使用することなくインターネット通信ができるものをいいます。各種デバイス・無線LANアクセスポイント(AP)・ルーターなどで構成されたネットワークです。家庭向け無線LANの多くが、無線LANアクセスポイント(AP)・ルーターが一体化していますが、法人向けは別個体であることが多いとされています。

無線LANアクセスポイント(AP)は、電波の送受信をする機能をもつ機器。ルーターは複数のデバイスの送受信データをまとめて、適切な経路を選択する機能をもつ機器です。つまり、各種デバイスと無線LANアクセスポイント(AP)は、データをやりとりする親機と子機の関係に該当します。

また、無線LANとはいえ、無線LANアクセスポイント(AP)とルーターはLANケーブルで接続しておく必要があるため、LANケーブルをまったく使用しないわけではありません。接続する際、LANケーブルの準備を忘れないようにしましょう。無線LANアクセスポイント(AP)とルーターがわかれていることにより、同時に接続できるデバイスの数も多いという点も、法人向け無線Wi-Fiルーターの特徴のひとつです。

こんなルーターがおすすめ!法人向けの最適なルーターとは

ルーターを取り扱う業者はさまざまあり、選択できるルーターも多岐にわたります。どのようなルーターを選べばよいか悩む際は、以下の4つのポイントを参考に選択するとよいでしょう。

通信速度で選ぶ

ルーターの規格によって、対応できる通信速度が異なります。最新の規格であるほど通信速度は速いですが、高価です。2022年8月時点において、日本で普及しているもののなかで通信速度に優れているトップ3の規格は、順に「IEEE802.11ax(Wi-F-6)」「IEEE802.11ac(Wi-Fi5)」「IEEE802.11n(Wi-Fi4)」となっています。

できる限り、現時点で最速の規格であり、対応機器も多い「IEEE802.11ax(Wi-F-6)」を選択するとよいでしょう。通信速度が遅ければ、業務や作業にストレスを感じやすくなります。できるだけ速い規格を選ぶのがおすすめです。

接続可能台数で選ぶ

一般的な法人向けルーターは、10台から20台程度の台数で同時接続ができるといわれています。なかには100台を超える台数の同時接続が可能なものも。ルーターを選ぶ際は、接続可能台数が「同時に接続する可能性のある、最大数」をカバーできるものを選びましょう。たとえば、飲食店であれば席数に加えて数人のウェイティングに対応できればベストです。

業務に役に立つ機能で選ぶ

たとえば、「PoE(Power over Ethernet)」という機能が搭載されたルーターがあります。PoE機能は、LANケーブルを使用して電力供給を行うものです。PoE機能が搭載されている場合、わざわざ電源アダプタに接続しなくても無線LANを稼働することができます。

ほかにも、有害サイトの閲覧を禁止できるWebフィルタリング機能、不正侵入を防止するIPS機能、ウイルスのLAN侵入を防ぐアンチウイルス機能など、業務に役立つ機能が搭載されているルーターがあるため、機能面も考慮してルーターを選択するのがおすすめです。

セキュリティに対する機能で選ぶ

自身の会社の情報を守るためにも、無線LANを使用するお客様を守るためにも、セキュリティ対策が万全である必要があります。自身の会社のポリシーに適したルーターを選ぶとよいでしょう。たとえば、無線の端末が覗き見されることを防ぐ機能である「プライバシーセパレータ機能」、アクセスポイントと子機に認証設定を設けられる「認証機能」、情報を暗号化することで情報漏えいを防ぐ「暗号化方式」などがあげられます。お客様(外部)からのアクセスが考えられるかどうか、会社の機密事項を取り扱うかどうかなど、事業内容によって適切なセキュリティ対策を選択するとよいです。

無線LAN環境を作ろう

無線LAN環境を作るには、おもに光回線・ホームルーター・ポケットWi-Fi(モバイルルーター)を導入する必要があります。光回線は屋内での利用に強く、ほかの回線よりも高速で安定した通信が可能です。ホームルーターはコンセントをさすだけで利用できるため、頻繁に室内レイアウトを変更するような事業に向いています。

一方、ポケットWi-Fi(モバイルルーター)はコンパクトサイズでバッテリーが搭載されており、外出先などの会社外向けです。光回線・ホームルーター・ポケットWi-Fi(モバイルルーター)、いずれか自身の事業に適した方法で無線LAN環境を作りましょう。

まとめ

無線Wi-Fiルーターの選び方について解説しました。極少人数の利用者であり、大容量のデータを取り扱わない会社によっては、家庭用でも問題ないともいえるでしょう。とはいえ、今回解説したとおり、通信速度やセキュリティ機能を蔑ろにしてはいけません。自身の会社を守るためにも、無線Wi-Fiルーターを導入してプラスの影響を受けるためにも、自身の会社・業務内容・ポリシーに適したルーターを選択することをおすすめします。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
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