どこに設置すればいいの?オフィスで最適なWi-Fiルーターの置き場所とは
オフィスで働く人々にとって、電波が十分に供給されることは重要なポイントです。不適切な場所にWiFiルーターを設置したことにより、業務が滞ったりストレスが溜まったりすることも考えられます。今回は、どこにWiFiルーターを設置すれば、円滑に業務が進められる十分な電波がオフィス内に届くのか、どんな場所を避けるべきであるのかを紹介します。
WiFiルーターの電波の届く範囲は?
WiFiの電波のつながりやすさは、間取りや構造の影響を受けます。床・天井・壁・扉・家具など、すべてがWiFiの電波の障害物です。
仮に障害物がなにもなかった場合、WiFiはおよそ100mから250mの範囲まで届きます。この範囲は電波法による性能基準として定められており、電波出力は10mWです。また、WiFiの電波は球体状に飛んでいます。360度すべてをカバーしているため、左右や上下によって電波の供給量は変わりません。
とはいえ、これらはあくまで障害物などがない状況下の話です。たとえば、2階建てのオフィスの場合は、1階にモデムなどを設置していると2階までWiFiが届かない可能性もあります。さらに、電波に影響を与えやすい素材もあります。金属は電波を反射もしくは吸収する性質をもち、コンクリートなどの密度が高いものは電波を通しにくく、木材は電波を減衰退する性質があるのです。
オフィスに設置するならどこが最適なのか
WiFiの電波は360度に広がり、障害物に弱い性質があります。従って、以下のような場所に設置するのがおすすめです。
できるだけ中心部で、端末の近くに設置する
WiFiの電波は360度に広がるため、部屋の中心部に設置するとすべての範囲で電波を受けることができます。間取りや家具により、中心部への設置はむずかしいかもしれませんが、できるだけ中心部に設置しましょう。
また、WiFiルーターからの距離が近ければ近いほど、電波は速いです。中心部に置くことで端末とルーターの距離が縮まり、より多くて速いWiFiの電波を受信できます。ただし、電波の方向や角度を変えられるタイプのルーター(大型可動式アンテナ搭載ルーター・ビームフォーミング機能搭載ルーター)は例外です。
障害物の少ない、天井などに設置する
壁・扉・家具・家電はすべてWiFiの電波に影響を与えます。従って、できるだけ障害物や遮蔽物がない場所に設置するとよいです。とはいえ、床に直接設置することはおすすめできません。床からの影響を電波が受けないためにも、床から最低1mから2m程度の高さがある場所に設置するとよいでしょう。可能であれば、障害物や遮蔽物が少ない天井への設置もおすすめです。
可能であればフロアごとや部屋ごとに設置する
電波は壁や天井などの障害物に弱いです。従って、たとえ小さなオフィスであったとしても、フロアや部屋がわかれていれば十分な電波が供給されない恐れがあります。可能であればフロアごと、部屋ごとに設置するのがおすすめです。
設置がNGな場所・避けるべき場所は?
さいごに、設置してはいけない場所とできる限り設置を避けるべき場所を紹介します。ルーターのもつスペックを発揮するためにも、電波が影響を受けない場所に設置しましょう。
窓際
WiFiルーターは熱に弱い、コンピュータ機器です。ルーターが高温になってしまうと、情報処理に異常をきたす恐れがあります。そのため、直接の日光によって温度が上昇しやすい窓際は避けて設置するのがベストです。
また、360度に広がるWiFiの電波を一部外に放出してしまうことになります。パスワードが未設定の場合など、第三者によって不正アクセスされる可能性もゼロではありません。もしどうしても窓際に設置しなければいけないのであれば、日光を吸収するフィルターや、電波を室内に反射させる反射材を窓に貼るなどするとよいでしょう。
周囲が囲まれた場所
棚のなかなど、周囲が囲まれた環境下での設置はおすすめできません。棚の壁はWiFiの電波の障害にもなります。とくに金属ラックへの設置は、電波を吸収・反射・減衰させてしまう可能性が高いです。また、布やカバーを被せることも避けましょう。ほこりや汚れを防止するための布やカバーは、電波の通りを悪くするだけでなく熱による故障も引き起こす恐れがあります。
水回り周辺
水は電波を通しにくい性質をもっています。従って、キッチンなどの水回りは避けるようにしてください。もちろん、水濡れによる不具合・故障を防ぐ意味合いもあります。とくに注意したいのが、花瓶や水槽です。たとえ小さくても、花瓶や水槽付近にルーターを設置すると電波が影響を受けます。できる限り、水回りを避けるとよいでしょう。
電子レンジなどの家電・電子機器の近く
電子機器のなかには、使用中電磁波を放出するものがあります。電磁波も、電波に悪影響を及ぼす原因のひとつです。とくに、調理家電である電子レンジやデジタル時計は避けるようにしましょう。
まとめ
WiFiのルーターから発せられる電波は目視することができません。そのためか、設置する場所に悩む方や不適切な場所に設置する方もいるようです。今回紹介したポイントを参考に、電波の性質を配慮した設置場所を選択してくださいね。
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回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
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