法人向けインターネット回線であると便利なサービス
自社のインターネット環境をスムーズにさせるためには、法人向けインターネット回線選びが重要になります。安定したサービスは作業の迅速化、さらにお客様の信用を勝ち取ることにつながるのです。ここでは法人向けインターネット回線選びにおいて重要視される各種サービスについて説明しています。
安定した通信速度を実現するサービス
法人向けインターネット回線の契約をする場合、個人向けよりも機能性・充実性ともに高いサービスを選択する必要があるでしょう。業務に関わってくる問題ですから、とくに通信速度にはこだわったほうがよいです。
回線接続においては共有型が長年ポピュラーになっていましたが、近年はアクセスラインを共有しない専有型が登場しています。安定した通信ができるのが特徴で、クラウドサービスが一般化した時代においてベストな法人向けインターネット回線です。
通信速度は速いだけでなく、安定させることが重要です。自社の作業効率に影響してくるのはもちろん、お客様のストレスを解消する意味でも大事なことです。社内インフラを充実させることは、自社の利益率にも大きく関係してきます。
家庭用のインターネット回線を活用する場合、通信環境が不安定になる状況になりやすいです。ベストエフォートを付帯した法人向けインターネット回線は、リーズナブルな料金で利用できるのがメリットです。カタログ数値の通信速度は上限値であり、必ずしもこの速度を実現できるとは限りません。
ベストエフォートとはベストな努力をするという意味合いがあり、最大速度に到達するように尽力されます。ただし速度保証は設けられていないことから、その分だけ料金が安く設定されています。業務に影響しない程度の速さ、そして安さを両立したい企業におすすめのサービスです。
サービス安定化の担保となるSLAとは?
SLAとはサービス品質保証制度を指しており、遅延時間や故障通知時間、故障回復時間、パケット損失率などの保証制度が設けられています。法人向けインターネット回線の安定化に役立つサービスであり、サービス内容が保証値未満になったときに適用されるのです。
SLAの内容は法人向けインターネット回線を提供する事業者によって異なります。たとえばサービスの品質、費用対効果などは各社によって定義に相違が見られる場合があるので、事前によくチェックしておきましょう。SLAは必須ではありませんが、付帯している場合は一定以上の品質担保がされていると考えることができます。
SLAの保証内容のサービスを受けられなかった場合は、返金保証を受けることができます。事業者側にペナルティが発生することから、常に高品質のサービスを提供できるように最大限の努力をしてくれるのです。
法人向けインターネット回線は速度と料金のバランスが重要です。基本的に低料金のプランにするほど、通信速度が遅くなる、不安定になるなどのデメリットが発生します。どんなに安くとも業務に支障が出るようでは本末転倒ですから、ここはバランスを考慮してください。たとえば500Mbpsプランと比較し、1Gbpsプランのほうがコストは高額になります。自社の事業規模、クラウドの活用環境などによって選択するサービスを変えていきましょう。
忘れてはいけない重要なポイントとは?
回線とプロバイダをまとめて管理できるサービスがあると非常に便利です。システムの安定運用につながるため、業務におけるストレスは解消するでしょう。自社が使いにくいと感じるサービスは、お客様から見ても使いにくく、ストレスを生み出す要因になりえます。
法人向けインターネット回線は、回線とプロバイダが一体になったものが多いです。別々になっているタイプは、それぞれ手配も別に行うことになるので不便に感じるかもしれません。
ネットワーク接続における基幹回線をバックボーンと呼んでいます。当然ながら幅広いバックボーンに対応しているほど、通信の安定化につながります。ネットワークの構築にあたって、定期的に通信環境の整備をしてくれる会社を選びましょう。
法人向けインターネット回線の選択では、対応エリアも重要なポイントになります。どのようなエリアに対応しているのか、自社が立地するエリアで使用できるのか、などは必ずチェックしてください。どんなに高品質なプランを用意していても、対応エリア外では使用できません。
エリアカバー率は高ければ高いほどよく、一般的に人口が集中する大都市は利率が高くなる傾向があります。お住まいのエリアによって、最適な法人向けインターネット回線は変わってくるわけです。あると便利なサービスをチェックする以前に、まずは対応エリアを調べておきましょう。
法人向けインターネット回線は、作業に支障が出ない通信速度を実現する必要があります。ベストエフォートは費用対効果に優れたサポート制度です。SLAが付帯されていれば、一定の品質保証を実現できます。サービスの提供エリアも法人向けインターネット回線選びの要となるので、ここは事前に確かめておくことが重要です。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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