光回線に工事は必要?光コンセントとモジュラージャックの違いとは

公開日:2022/05/01 最終更新日:2026/06/09


CMや家電量販店などで耳にする光回線は、回線速度が早く動画や容量の大きいファイルもサクサクと送受信できます。パソコン操作もスムーズになるため自宅で仕事をする人にとっては嬉しいものです。光回線を使用するには光コンセントが必要です。モジュラージャックでは光回線の速度を活かすことができません。

光コンセントとモジュラージャックの違い

光コンセントとモジュラージャックは配線方法が違います。光コンセントは共有スペースまで結んだ光ファイバーを、それぞれの個室へ直接つなげる方法です。ほかのケーブルを通さず、光コンセント専用のケーブルに直接届けるため、回線速度はもっとも速いです。ネット速度が遅くてイライラすることはほとんどないでしょう。使用されるケーブルはSCケーブルで、光コンセントと光回線終端装置を結びます。

モジュラージャックをインターネット接続に利用するのは、主に「VDSL方式」を採用しているマンションやアパートです。建物内の共有部から各部屋までを電話回線でつないでいる場合に、壁面のモジュラージャックを使用して接続を行います。共有スペースの光ファイバーをみんなで分け与えて、電話回線ケーブルを通すため通信速度が最大100Mbpsになります。その結果、回線速度は遅くなるのです。

さらにモジュラージャックは、ほかの電子機器による電波の影響を受けやすい特徴があります。モジュラージャックの近くにパソコン以外のスマートフォン・テレビなどの電波やノイズの発するものを置かないようにしましょう。モデムをモジュラージャックの側に置くと回線速度が安定しやすくなります。

光コンセントとLANコンセントの違い

光コンセントとLANコンセントも配線方法が異なります。光コンセントはダイレクトに光ファイバーを届けるのに対し、LANコンセントはモジュラージャックと同じで共有スペースまで光ファイバーが通り、そこから先はLANケーブルで各部屋へ届けられるのです。LANコンセントの通信速度は最大1Gpbsで、光コンセントほどではありませんが、LANコンセントの回線速度も速いです。LANコンセントはあまり設置されていません。

光コンセントの種類

光コンセントには2種類あり、性能は一緒ですが形状や見た目に違いがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

■一体型

一体型はもっとも使われるタイプです。いくつかのコンセントが一つにまとまっていて、見た目は一般的なコンセントと変わりません。ひとまとめになっているコンセントの種類は以下のとおりです。

・光コンセント
・電源プラグのコンセント
・電話線のモジュラージャック
・テレビ用の差し込み口

光ケーブルを室内へ引き込むために壁に穴を開ける場合がありますが、最後にカバーを付けるため傷は一切見えません。

■分離型

分離型は一体型のようにひとまとめのコンセントではなく、一般的なコンセントとは別に光コンセント用のコンセントがむき出しになっています。壁に穴を開けて光ケーブルを引き込み、そこから光コンセントを設置します。そのため穴や配線は見えた状態で、光コンセントも床に置かれたり壁に固定したりするので、見た目はごちゃごちゃした雰囲気です。

光回線を導入するときの流れ

家の中に光コンセントがない場合は、光コンセントを設置する工事が必要です。工事時間は1~2時間ほどで終わります。引越しシーズンや光回線開通のキャンペーンなどをしている時期は設置工事の依頼が増え、1~2か月先の予約になるケースもあります。戸建てとマンションで工事の流れは異なるのです。

■戸建ての光コンセントの工事の手順

1.電柱から光ケーブルを家の回線まで引き込み
2.光ケーブルを室内へ引き込む
3.光コンセントを設置

光回線の接続やパソコンの設定は自身で行います。費用は1万5,000円~2万円ほどかかります。しかし、光回線事業のほとんどが初回工事費のキャッシュバックや工事費無料キャンペーンを実施しているので、複数社のキャンペーンを確認して自分に合った光回線事業を選びましょう。

■マンションの光コンセントの工事の手順

1.共有スペースから回線を引き込みまたは直接引き込み
2.MDF室(外部につながる通信回線のすべてを管理する部屋)から室内へ引き込む
3.光コンセントを設置

戸建てと同じで、光回線の接続やパソコンの設定は自分でします。費用は1万5,000~3万円ほどです。マンションも初期工事のキャンペーンが行われているので、お得なキャンペーンを探して設置しましょう。

光コンセントがすでに設置されている場合、作業員が自宅に来る「派遣工事」は不要ですが、申し込んだその日から使えるわけではありません。 プロバイダー側での「局内工事」や「ONU(終端装置)の郵送」が必要となるため、実際に利用できるまでには通常1週間〜2週間程度かかります。しかしネット業者によっては立会い工事が必要になる場合があります。立会い工事をしたくない人は不要の業者を選ぶようにしましょう。

光コンセントは直接光ファイバーを結ぶため、回線速度がもっとも速いです。モジュラージャックやLANコンセントは、ほかのケーブルを介して光ファイバーを接続するので光コンセントより速度が遅くなります。光コンセントがない場合は設置工事が必要で工事時間は1~2時間ほどです。費用は高いところで約3万円しますが、回線業者ごとに初期工事のキャンペーンを実施しているため費用はほとんどかからないです。

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