固定IPって何?どんな役割を持っているのか分かりやすく解説!
固定IPって何?どんなシーンで利用されているの?と困っている方はいませんか?本記事では、IPアドレスとは何か、どんな役割を持っているのかについて解説します。メリットとデメリットについても解説しているので、固定IPアドレスを契約するか迷っているという方はぜひご覧ください。
そもそもIPアドレスとは
日常的に使用するワードではないので、単語としては耳にしたことがあっても実際にどのようなものなのかは、はっきりと理解できていないという方もいるかと思います。IPアドレスとは、インターネットに接続しているスマートフォンやパソコンなどの機器1つ1つに割り当てられている識別番号のことです。インターネット上の住所と例えられることが多いです。インターネットに接続してデータのやり取りを行う際に、データの送り先や送り元を識別するのに使用されています。
IPアドレスの種類
IPアドレスの種類は2種類あります。グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスです。さらに、グローバルIPアドレス、プライベートIPアドレスの両方に、動的IPアドレス、固定IPアドレスという2種類のIPアドレスの割り当て方法があります。IPアドレスの種類をそれぞれ詳しく解説します。
■グローバルIPアドレス
グローバルIPアドレスは、インターネットに接続する際に個々の識別のために使用される番号のことです。プライベートIPアドレスとは違い、同じアドレスは存在しません。パブリックIPアドレスとも呼ばれています。グローバルIPアドレスを確認する方法は、使用しているパソコンでグローバルIPアドレスを確認できるサイトに接続する方法が一般的です。グローバルIPを確認できるサイトは数多く存在しているので気になる方は確認してみてください。
■プライベートIPアドレス
プライベートIPアドレスは、会社内のネットワークなどの、特定の限られたネットワークの中でのみ使用される番号のことです。ローカルなコミュニティで使用されるIPアドレスのため、ローカルIPアドレスという呼ばれ方をすることもあります。なお、プライベートIPアドレスは、使用しているパソコンのコマンドプロンプト、またはタスクマネージャーから確認できます。
■動的IPアドレス
動的IPアドレスとは、特定のタイミングで番号が変わるIPアドレスのことです。IPアドレスが変わるタイミングは、一定時間の経過で変わる場合や、インターネットから切断し再接続したタイミングなどプロバイダにより異なっています。一般的な家庭でも使用されており、普段皆さんが知らず知らずのうちに使用しているのはこちらの動的IPです。
■固定IPアドレス
固定IPアドレスは、名前のとおりアドレスが自動で勝手に変わることのないIPアドレスのことです。勝手に変わることはありませんが、自分の意志で変更することはできます。固定IPをグローバルIPアドレスで使用する場合は、プロバイダと契約することで利用可能です。プライベートIPの場合は、ルーターの設定を変更することで利用できます。グローバルIPで固定IPアドレスを利用する場合は、ほとんどのプロバイダで有料プランとなっているため注意しましょう。
固定IPの役割
固定IPアドレスは、誰なのか特定できる状態でなければ困るときに利用されます。たとえば、特定の人のみにアクセス許可を出したいときなどです。一般公開していないサイトを特定の人のみにアクセス許可を出したい場合、IPアドレスが変わってしまうと誰からの接続なのか特定できません。また、インターネットカメラを利用する際や、サイトを自社のサーバーで公開したいとき、パソコンへのリモートアクセス時などにも固定IPアドレスは必要となってきます。
固定IPのメリット・デメリット
ここでは、固定IPのメリット・デメリットをまとめて紹介します。固定の場合は有料のことが多いため、契約した後で後悔する前に一度確認しておきましょう。
■メリット
メリットとしては、社内のパソコンに社外からアクセスできること、社内サーバーに社外からアクセスできること、インターネットカメラなどを利用できること、仮想プライベートネットワークが構築できること、正しい設定と運用でセキュリティを向上させることができること、などがあります。
■デメリット
デメリットとしては、まず月額料金がかかる場合がほとんどだということが挙げられます。料金は固定IPを何個使用するかによって増えてくるため注意が必要です。次に、セキュリティ対策が必要なことが挙げられます。固定IPアドレスは間違った設定にしてしまうと、動的IPアドレスよりもセキュリティ面でのリスクが高まります。あらかじめ、セキュリティ対策の知識を身に付けたり、セキュリティ対策ソフトの導入をしたりするなどの対策を講じるようにしましょう。
固定IPアドレスとは、名前のとおり番号が自動で勝手に変わることのないIPのことです。特定の人のみにアクセス許可を出したいとき、インターネットカメラを利用するとき、サイトを自社のサーバーで公開したいとき、パソコンへのリモートアクセス時などに使用されます。固定IPには、メリットだけでなくデメリットも存在しているため、利用契約をする前にしっかりと熟考しましょう。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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