インターネット回線の速度はどれくらいから正常になる?
法人向けインターネット回線を選ぶ場合、通信速度がどれぐらい出るのかということも、正常に利用する上でとても大切なことになります。
ここでは、その重要性や、スピードの目安、そして実際のスピードについて紹介します。
インターネット回線における通信速度の重要性
インターネット回線は、高速で通信を行っていますが、正常にインターネットを利用するためには「通信速度」というものが重要になってきます。このスピードが遅いとページの表示が遅くなったり、再生している動画がぎこちない動きになったりするのです。
通信のスピードが遅いということは、一定時間あたりに送受信できるデータ量が少なくなるということなので、こうした現象が起こりやすくなります。インターネットを快適に問題なく利用できている状態であれば、こうした通信のスピードを気にする必要は特にありません。
しかし、インターネットを行っている時に上記のような不具合が出ている場合は、スピードが低下していることが原因になっているというケースもあるのです。そして会社でインターネットを使用する場合は、通信の不具合で仕事に悪影響が出ることは避けなければならないため、十分注意しておいた方がよいと言えるでしょう。
さらに、インターネット回線のスピードには「上り(アップロード)」と「下り(ダウンロード)」の2種類があることを知っておく必要があります。「上り」は、メールや写真などのデータを送信する際のものであり「下り」はホームページを表示させたり、動画を再生する時にデータを受信する際のものだと言えます。
そのため、大量のデータを送信する場合は「上り」のスピードが重要になりますが、多くの場合はインターネットの閲覧に関わる「下り」のスピードが重要になると言えるでしょう。
正常に利用するための通信速度の目安
インターネット回線の通信速度は、速い方が大量のデータを送受信しやすくなるため速ければ速いほど良いと言えます。
しかし、概ねこれだけ出ていれば問題ないというスピードの目安というものもありますし、その目安は用途によって変わってきます。ちなみにインターネット回線のスピードは「~bps」と表示され、単位としては「k」「M」「G」といったものが使用されるのが特徴です。
ではまず、用途がメールの場合はどうかというと128kbps~1Mbps程度のスピードがあればよいと言われており、そこまで速いスピードは必要としていません。しかしホームページの閲覧を行う場合は1Mbps~10Mbps程度必要とされていますし、動画再生の場合は1Mbps~20Mbps程度ないとスムーズに再生することができないと言われています。
また、動画再生の場合は、画質の高さによっても必要なスピードが変わってくるという特徴があります。通常の画質である「SD 480p」であれば1Mbps程度でよいとされていますが、超高画質の「4K」になると20Mbps程度のスピードが必要になるのです。
さらに、オンラインゲームのように大量のデータを受信する用途の場合は30Mbps以上のスピードが必要になることもあるでしょう。
以上のことを考慮すると、オンラインゲームをしたり4K動画を見るなどの特別な用途でない限りは、概ね10Mbps程度のスピードが出ていれば十分だということが言えます。
実際に出ている通信速度はどれぐらいなのか
インターネット回線の実際の通信速度は、回線の種類や契約しているプロバイダーなどによって変わってきます。現在、最も速いのが「光回線」であり、最大1Gbps(1000Mbps)というのが主流になっています。
そして無線で持ち運びができる「モバイル回線」は、最大で数百Mbpsとされており、光回線よりは劣るものの、ある程度の高速通信が可能になっているということが言えるでしょう。ただし、これらのスピードはあくまでも「最大値(理論上の値)」なので、実際にそれだけのスピードが出るということではありません。
実際には、最大値よりもかなり遅くなることが多く、光回線の場合は80Mbps程度で、モバイル回線の場合は60Mbps程度が平均的とされています。さらにインターネット回線のスピードは、使用する時間帯によっても違いがあり、夜などの利用が混み合う時間帯になると、さらにスピードが落ちてしまうため注意が必要です。
測定の方法としては、スピードテストのサービスを行っているサイトを利用するという方法があります。こうしたサイトは、簡単な操作だけで測定ができるところが多いため、気になる場合は実際にスピードテストを行ってみるとよいでしょう。
インターネット回線では、通信速度が遅いとインターネットの閲覧などで不具合が起こる場合があるため、ある程度の速さが出ていることがとても重要です。スピードの目安としては、特別な用途で使う場合以外であれば、概ね10Mbps程度のスピードが出ていれば正常に使用することができると言えるでしょう。
実際にインターネット回線で出ているスピードは、光回線の場合が80Mbps程度で、モバイル回線の場合が60Mbps程度だと言われています。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
連絡先 | 0120-681-617 | 03-5359-5111(東日本) 0120-116116(西日本) 0120-106107(OCN) | 03-3347-0077 | お問い合わせフォーム | 0120-963-350 |
回線タイプ | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート | ベストエフォート(一部帯域確保) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
提供構成 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 専有型 | 共有型 |
提供エリア | 全国主要都市部 (1道1都1府7県) | 全国 | 関東エリア (東京・埼玉・千葉・神奈川の一部) | 全国 | 関東:1都6県 東海:4県 関西:2府3県 九州:2県 |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
SLA(品質保証制度)対象 | 遅延速度 可用性 | 遅延時間 故障通知時間 故障回復時間 パケット損失率 | 遅延時間 | 遅延時間 可用性 | 稼働率 |
トラブル対応 サポートの仕方 | 24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応 | 「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能 | 故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応 | 24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応 | 24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能 |
その他特徴 | ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している | バックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる | Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属 | バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現 | 環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能 |
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