インターネット回線を複数契約することはできるのでしょうか?インターネット回線は1つ契約していれば複数のPCからアクセスできるので、基本的に複数契約することはそうありません。しかし中には特殊な事情があって複数契約したい人もいます。そこで今回は、インターネット回線の複数契約や注意点などについてご紹介します。
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インターネット回線の複数契約は可能
結論からいえばインターネット回線の複数契約は可能です。とはいえ特別な理由がない限りは複数契約することはそうないでしょう。なぜならインターネット回線は1回契約しておけば、複数のPCからアクセスできるので、わざわざ複数契約する理由がないからです。
しかし中には「一人暮らしを始める子どもがいるから、追加契約したい」「個人用と法人用に分けて契約したい」「複数の店舗を持っているから、同一名義で契約したい」といった理由でインターネット回線を複数契約する人もいます。
複数のインターネット回線を契約するには
では実際に複数のインターネット回線を契約するにはどうすればよいのでしょうか?方法は簡単で、通常のインターネット回線契約と同じように申し込むだけです。まずはプロバイダに問い合わせてみましょう。離れて暮らす家族や会社用など、別の場所に必要な場合は別々に回線を引くことになります。
なおインターネット回線を複数契約することで割引を受けられるケースもあります。契約する前に、お得な割引やキャンペーンはないか、リサーチしておくことが重要です。たとえば大手のインターネット回線会社では、離れて住む家族で2回線以上契約すると、スマホ代が安くなる割引プランがあったりもします。
とはいえ複数の回線を契約するよりも、プランごと乗り換えた方がお得になる場合もあります。たとえば工事費完全無料、契約事務手数料無料、さらに違約金無しで解約できるプランもあります。複数のインターネット回線を契約する前に、今使っているプロバイダ以外のプラン等もチェックしておくとよいでしょう。
複数のインターネット回線を引く時の注意点
複数のインターネット回線を引く時には、契約した分だけ月額や違約金が発生する点に注意しましょう。同様にプロバイダやルーターもそれぞれ用意する必要があるので、機器のレンタル費用もさらに上乗せされます。
また、割引をお考えの場合、条件に当てはまなければ受けることができません。たとえば、戸建て+集合住宅であることが条件にある場合などがあるので注意が必要です。そのため割引を考えている方は、事前に受けられるか問い合わせてみるとよいでしょう。
他の注意点としては、複数のインターネット回線はそれぞれ独立したものなので、共有されることはありません。また契約者の当事者は同じである必要があります。たとえば一人暮らしを始める子どものために複数契約を結ぶ際には、契約当事者は子どもではなく親であることが必要です。これは二世帯住宅や、単身赴任のケースであっても同様です。
同じ場所にインターネット回線を複数契約する場合のメリット・デメリット
二世帯住宅など、同じ場所にインターネット回線を複数するとどのような影響が考えられるでしょうか?ここでは同じ場所にインターネット回線を複数するメリット、デメリットを紹介します。
■同じ場所にインターネット回線を複数契約する場合のメリット
同じ場所にインターネット回線を複数する場合のメリットには「区別しやすい」「非常用の回線として使える」の2点が考えられます。
たとえば二世帯住宅ならば親と子で別々の回線料金を払えば、金銭トラブルの防止になります。また一方がどれだけインターネットに負荷をかけてももう一方には何の影響も与えませんので、周りに迷惑をかけず好きなだけインターネットを利用することもできます。
またウイルス等によるトラブルでインターネットがダウンした際にも、保険用として活用できるメリットがあります。
■同じ場所にインターネット回線を複数契約する場合のデメリット
同じ場所にインターネット回線を複数契約すると当然、契約した分だけ月額費用が請求されます。たとえば同じ建物で2回線引けば、それぞれの回線ごとに料金がかかるので料金も倍になります。
さらに引いた回数分、ルーターなどの機器も設置されるので、機器の管理や手間も増えることになります。そのため、法人であるなど特殊な事情でない限りは、同じ場所に複数回線を引くことはあまりおすすめではありません。
以上、インターネット回線の複数契約や、注意点などをご紹介いたしました。インターネット回線の複数契約自体はできますが、契約ごとにそれぞれ月額料金や機器のレンタル費用が請求されますので、よほどの事情がない限り複数契約をすることはありません。
それでも「回線を複数引きたい」とお考えの方がいましたら、割引を受けるよりも、違約金のかからないプランの加入を検討してみてもよいかもしれません。