インターネット回線を複数契約することはできる?契約方法や注意点など

公開日:2021/11/15 最終更新日:2026/06/08

インターネット回線を複数契約することはできるのでしょうか?インターネット回線は1つ契約していれば複数のPCからアクセスできるので、基本的に複数契約することはそうありません。しかし中には特殊な事情があって複数契約したい人もいます。そこで今回は、インターネット回線の複数契約や注意点などについてご紹介します。

インターネット回線の複数契約は可能

結論からいえばインターネット回線の複数契約は可能です。とはいえ特別な理由がない限りは複数契約することはそうないでしょう。なぜならインターネット回線は1回契約しておけば、複数のPCからアクセスできるので、わざわざ複数契約する理由がないからです。

しかし中には「部署やフロアごとにネットワークを分けたい」「来客用(フリーWi-Fi)と社内業務用の回線を分離したい」「障害発生時のバックアップ(冗長化)として確保したい」といった理由でインターネット回線を複数契約する人もいます。

複数のインターネット回線を契約するには

では実際に複数のインターネット回線を契約するにはどうすればよいのでしょうか?方法は簡単で、通常のインターネット回線契約と同じように申し込むだけです。まずはプロバイダ、あるいは回線とプロバイダが一体となったサービス事業者に問い合わせてみましょう。本社と支社、複数の店舗など、別の場所に必要な場合は別々に回線を引くことになります。

なおインターネット回線を複数契約することで割引を受けられるケースもあります。契約する前に、お得な割引やキャンペーンはないか、リサーチしておくことが重要です。たとえば法人向けサービスでは、本社と複数支店で一括契約をすることで、法人向けのボリュームディスカウントや運用保守のまとめ割が適用されるケースもあります。

とはいえ、複数の回線を契約・管理する手間や運用コストを考慮すると、より大容量で安定した法人向けの専有型回線へ1本化(乗り換え)した方が、結果的に業務効率や費用対効果が高まる場合もあります。たとえば、通信品質を保証するSLA(サービス品質保証制度)が付随したプランや、手厚いサポート体制が整った法人向けプランもあります。複数のインターネット回線を契約して管理を煩雑にする前に、現在利用中の回線から、より高品質な1社専有型のプラン等への乗り換えも検討するとよいでしょう。

複数のインターネット回線を引く時の注意点

複数のインターネット回線を引く時には、契約した分だけ月額や違約金が発生する点に注意しましょう。同様にプロバイダやルーターもそれぞれ用意する必要があるので、機器のレンタル費用もさらに上乗せされます。ネットワーク構造が複雑化することで、請求管理の手間が増えたり、障害発生時の原因切り分けなどの保守・運用負荷が増大する点にも注意が必要です。

また、割引をお考えの場合、条件に当てはまらなければ受けることができません。たとえば、同一法人の名義であることや、一定の拠点数以上を一括契約することが条件になる場合などがあるため、注意が必要です。そのため割引を考えている方は、事前に受けられるか問い合わせてみるとよいでしょう。

他の注意点としては、契約名義については、同一名義で複数の回線を契約することも可能です(支払いをまとめたい場合など)。一方で、設置場所ごとに別の名義で契約することもできるため、利用状況や管理方法に応じて柔軟に選択することが重要です。

同じ場所にインターネット回線を複数契約する場合のメリット・デメリット

同じ場所にインターネット回線を複数契約するとどのような影響が考えられるでしょうか?ここでは同じ場所にインターネット回線を複数契約するメリット、デメリットを紹介します。

同じ場所にインターネット回線を複数契約する場合のメリット

同じ場所にインターネット回線を複数する場合のメリットには「区別しやすい」「非常用の回線として使える」の2点が考えられます。

また一方がどれだけインターネットに負荷をかけても、もう一方には何の影響も与えませんので、周りに迷惑をかけず好きなだけインターネットを利用することもできます。
なお、複数回線を契約しなくても、1社専有型の回線を導入することで、他ユーザーの影響を受けにくく、安定した通信環境を確保する方法もあります。

また通信障害や、ルーターなどのネットワーク機器の故障でインターネットがダウンした際にも、保険用として活用できるメリットがあります。

同じ場所にインターネット回線を複数契約する場合のデメリット

同じ場所にインターネット回線を複数契約すると当然、契約した分だけ月額費用が請求されます。たとえば同じ建物で2回線引けば、それぞれの回線ごとに料金がかかるので料金も倍になります。

さらに引いた回数分、ルーターなどの機器も設置されるので、機器の管理や手間も増えることになります。そのため、ネットワークの分離や障害時のバックアップ(冗長化)といった明確な目的がない限り、同じ場所に複数回線を引くことは運用・管理の観点からおすすめできません。通信の安定性や速度の改善を求めるのであれば、複数回線を追加するよりも、まずは1社専有型の高品質な法人向け回線へ乗り換える方が、根本的な解決に繋がります。

それでも「回線を複数引きたい」とお考えの方がいましたら、安定性や速度を求めるのであれば、複数契約ではなく、1社専有型の高品質な回線への乗り換えを検討してみてもよいかもしれません。

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