オフィスには、パソコンやコピー機といったさまざまなOA機器が設置されています。どのOA機器も必要だからあるのですが、メチャクチャになっているLAN配線が気になるところです。なんとかしてスッキリさせたいと思っている方も多いのではないでしょうか。そこでLANケーブルをスッキリさせる方法をご紹介します。
LANケーブルをメチャクチャのまま放置するのはまずい?
LANケーブルがメチャクチャで何が悪いのと思う方も多いのではないでしょうか。たしかにLANケーブルは、しっかり接続すれば問題ないように感じます。しかし、めちゃくちゃな状態は見た目が悪いですし、さまざまな不具合の原因につながるので要注意です。
見た目が悪い
メチャクチャになっているLANケーブルは、とにかく見た目が悪いという印象です。オフィスの隅にある場合は、大量のホコリも蓄積します。また、足を引っかける可能性もあるので、怪我をするリスクもあるでしょう。顧客が頻繁に出入りするオフィスの場合は、第一印象が大切なので気をつけたいところです。
不具合が生じる
LANケーブルをメチャクチャな状態にしておくと、さまざまな不具合が生じます。そもそもLANケーブルの中身は銅線です。LANケーブルの上に物が載っている場合や、必要以上に曲がっているときは、銅線が切れてインターネットの接続が遮断される恐れがあります。たとえば、年末年始の掃除で机や棚などを動かして下敷きになった場合は、LANケーブルは破損する可能性が高いでしょう。
また、無理やり引っ張ると、元となるコネクタも壊れるので要注意です。このような不具合は、最終的に業務に影響を与えます。もう一回つなげばいいという簡単な修復で済むならよいのですが、断線といった状態になると予備のLANケーブルが必要になってくるでしょう。
どこにつながっているのかが分からない
メチャクチャな状態は、どこにつながっているのかが分からないといった事態を招きます。たとえば、OA機器の場所を変えるときは、一時的に各ケーブルを外すでしょう。しかし、メチャクチャな状態だと、どれを外せばいいのか分かりません。まったく関係ないLANケーブルを外した場合は、ほかの仕事に影響を与えるので要注意です。
LANケーブルをスッキリさせる方法
LANケーブルを分かりやすく、そしてスッキリさせるためにはいくつかの方法があります。どれも有効な手段ですが、オフィスの状態やOA機器の配置によって最適な方法でスッキリさせましょう。
束ねておく
束ねておくのは、スッキリさせるための方法のひとつです。束ねておけば見た目はもちろんスッキリしるうえ、どれがどの配線なのかが一目で分かります。LANケーブルがメチャクチャな状態でないため、歩いているときに足を引っ掛けるといった危険性も軽減できるでしょう。また、スッキリした状態はOA機器の移動や修理のときも助かります。
固定する
LANケーブルを壁や床などに固定するのもよい方法です。束ねておく方法は、もちろんスッキリしますが、見える場所の場合にあるのが嫌だという方には向いていません。しかし、何らかの方法で固定しておけば、壁の一部もしくは床の一部のようにスッキリした見た目になります。
LANケーブルをスッキリさせるアイテム
LANケーブルをスッキリさせたいときは、配線モールやスパイラルチューブなどの専用アイテムを活用しましょう。そこで各アイテムの特徴をご紹介します。
配線モール
配線モールとは、LANケーブルをはじめ、電気コードなどの配線をカバーするアイテムです。一般的にはプラスチック製の白が多く使われており、形状は四角く、中に各種配線を入れて壁や床に固定します。分かりやすく説明すると、エアコン室外機の配線カバーの小さいバージョンです。壁が白の場合は、とても馴染みやすく、LANケーブルがまったく見えないのでオフィス全体がスッキリするでしょう。ただし、配線モールは、両面テープで固定するため、OA機器が移動する場合は若干手間がかかるので要注意です。
スパイラルチューブ
スパイラルチューブとは、筒状になった配線カバーアイテムです。スパイラルという名のとおり、少し隙間を作った状態でポリエチレンをグルグル巻いて一本のスパイラルチューブにしています。さまざまな色のスパイラルチューブが販売されていますが、一般的によく使われているのは半透明もしくは黒です。LANケーブルをスパイラルチューブで包み込むときは、少しずつ巻き付けるようにします。LANケーブルが長い場合は、着脱に少し時間がかかることもあるでしょう。配線モールと同じく、白い壁のオフィスなら半透明がベストかもしれません。
パンラップ
パンラップとは、LANケーブルなどの各種配線をポリエチレン素材で包み込む配線カバーアイテムです。素材、形状、色は、スパイラルチューブに酷似していますが、包み込むという点が大きな違いです。しかし、スパイラルチューブ同様に、外部からの衝撃や断線のリスクを軽減します。また、LANケーブルを包み込むときや取り出すときは、スパイラルチューブより簡単です。
まとめ
オフィスのLAN配線は、メチャクチャな状態だと、見た目だけでなくさまざまなリスクがあります。とくに何らかの衝撃を受けて断線した時は、仕事への悪影響が否定できません。LAN配線をきれいにしたいときは、各アイテムの活用の選択肢のひとつです。また、法人向けネット回線の取扱業者も、LAN配線の保護などを行います。LAN配線をスッキリさせて完成度の高いオフィスにしたい方は、法人向けネット回線取扱業者も検討しましょう。