会社でインターネット回線を用意する場合は、法人向けインターネット回線を利用することになりますが、工事費の部分が気になるはずです。個人向けのインターネット回線の場合は工事費無料になることもあるので、法人向けインターネット回線もそのようなサービスがあるのかを知っておくと実際に工事を依頼するときに役立つでしょう。
サービスを提供している業者はたくさんある
自宅でプライベートでインターネットを楽しむ場合は個人向けのインターネット回線を利用すれば問題ありませんが、企業の場合は法人向けインターネット回線を導入したほうが便利です。法人向けインターネット回線の場合は複数の固定IPアドレスを取得できるので、業務を円滑に行うことができます。
固定IPアドレスは会社のホームページやwebサイトなどを自社のサーバーで運用できますし、会社が持っている機密情報への不正アクセスを防げます。会社の場合は個人とは比べ物にならないぐらい、機密情報を抱えているはずなので、不正アクセスを防ぐためにも法人向けインターネット回線を選んだほうが安心です。
社員にテレワークを促している場合は、固定IPアドレスとVPN接続を行うことで、会社内の情報を安全にネットワークを介した状態でアクセスできます。在宅勤務を増やそうとしている会社にも頼もしいサービスになりますから、積極的に導入することを検討するのが大切です。
法人向けインターネット回線を提供している業者はたくさん存在するので、導入するときの料金などもリーズナブル価格になっています。ただコストの部分は利用する業者によって、バラツキがありますし、工事費の有無などについても違いがあります。工事費無料でサービスを利用できるケースもあるので、業者選びのときに意識したいポイントです。
キャンペーンで工事費無料になっているケースもある
法人向けインターネット回線を導入するときに、工事費が気になっている場合は、工事費無料のキャンペーンなどをやっている業者を選んだほうがお得です。キャンペーンは業者でやっているケースとやっていないケースがあるので、どこの業者もやっていない場合は諦めるしかありません。工事費無料のようになっていても、初期費用の中に既に含まれているようなケースもありますから、本当に無料なのかをチェックしておいたほうが安心です。
インターネット回線を導入するには屋外と屋内の工事が必要になるので、どうしても工事費は高くなりやすいと考えられます。法人向けインターネット回線の工事には、基本工事と交換機等工事の他に屋内配線工事や回線終端装置工事などが必要になってきます。
大まかにこの4つの工事に分けて作業が行われますが、すべての工事を任せる場合は、数万円程度の費用が発生する可能性が高いです。屋内配線工事は自分達でやれる場合は負担が一気に減る可能性もあるので、一部の工事を自分達でやって負担を軽減するような方法もあります。
工事の難易度によっては、工事後に追加料金が発生するようなケースもあるので注意が必要です。また土日祝日に施工を任せようとすると、料金が高くなる場合が多いので、平日に工事を依頼したほうがお得かもしれません。また、夜間に工事を依頼する場合も料金が高くなる可能性があります。
工事費も大切だが月額費のほうが重要
法人向けインターネット回線を導入するときの工事費は、オフィスの状況などによって料金にバラツキがあります。キャンペーンで割引になったり、無料になるケースもありますが、工事費はそこまで大きな費用が発生するケースは少ないです。
工事費無料にこだわってしまうことで月額費が高くなってしまうと、継続して回線を使用するのが難しくなってしまいます。法人向けインターネット回線の使用を続けるには、月額費を負担し続ける必要があるため、余りにも高額な月額費になってしまうと危険です。
法人向けインターネット回線にも品質がありますが、高品質な場合は月額費も高くなりやすくなります。月額費での回収を考えて工事費の部分をお得にしているようなケースもありますが、会社で負担できる範囲の費用なのかをチェックしておくのが大切です。固定費になるので、余りにも高額な費用が毎月発生すると経営を圧迫するようなリスクもあります。
工事費は基本的にそのときに負担すれば、継続して発生する費用ではないので、トータルのことを考えれば月額費のほうを意識したほうが安心です。月額費がリーズナブルで工事費無料のような業者があれば、積極的にサービスを利用してしまうのがいいかもしれません。ただトラブルが起きたときの対応も必要になるので、サポート体制などについても把握しておくと安全です。
法人向けインターネット回線を導入するときに、工事費などの初期費用が必要になります。工事費無料で対応してくれる業者も存在しますが、月額費の面も気をかけておくのが大切です。工事費は初期費用だけの負担になりますが、月額費は毎月の出費になるので、経営に影響がでない範囲の法人向けインターネット回線を導入したほうが安心できます。