法人向けネット回線業者はどこを比較するべき?

公開日:2019/11/01 最終更新日:2024/06/17

法人向けインターネット回線を検討したいものの、たくさん業者が存在し、提供されるサービスの違いもよく分からないという法人もいるはずです。そうした場合には、きちんと比較して選ぶことで、快適に使いこなすことができますし、適切なコストでの実現もできます。

個人向けと違う法人向けインターネット回線

まず、個人向けと法人向けとでは何がどのように違うのかといえば、共有型なのか専有型なのかという構成の違いです。個人向けインターネット回線は、近くの設備に収容されている1本の回線を分岐させていますが、その設備から分岐せずに提供されるのが法人向けインターネット回線の特徴です。また法人の場合は、独自のサーバーで自社のHPを運営したり、自分のサーバーから外部に情報を発信するためにIPアドレスを固定にしています。

外部からアクセスする際、サーバーを特定できるという理由があるのですが、法人向けインターネット回線業者もたくさんで、どこを比較するべきなのか、皆目見当もつかない法人もいるでしょう。例えば、新たな会社を開くにあたって、これから手配する必要があるのならば情報を収集しておきましょう。

当然のことながら、法人によってインターネットの利用条件は異なります。独自のサービスを展開していることは魅力ですが、初めての契約であるのならば、不明点の問い合わせにも丁寧に対応してくれる業者など、それぞれの特徴を把握しましょう。

通信速度だけでなく保証制度もチェック

もっとも比較しておきたいのは、設定されている価格でしょう。初期費用や月額費用などは、自社の規模や利用者数などによって一概にいえないため、どういった種類の会社においても比較できる項目に絞ってみましょう。

例えば、帯域が広いかどうか、回線の太さは1度に流せるデータ量が多くなり、高速通信の期待ができる内容です。個人向けインターネット回線でも最大通信速度は1Gbpsです。法人利用でもユーザーからクレームを受けないためにはそのぐらいのスペックは必要です。ちなみに、最大限の努力といわれるベストエフォート型より、必ずその速度を確保する帯域確保型の回線を選びましょう。

また、回線が混むクレームも耳にしますが、安定しているかどうかという高品質なバックボーンも比較できる内容で、設備から集まる通信を十分にさばけるスペックです。この品質もGbpsという速度表記なので、この数値が大きいほど多くのデータを高速処理できますから比較もしやすいのではないでしょうか。

また、新しくオフィスを開いたのち、通信断や遅延が発生したとき、その原因が回線と業者のどちらにあるのか、不具合やトラブルを解決できずに困ってしまう、こうしたことも考えられます。ですから、それぞれの管理管轄に分かれているのではなく、一体型サービスを選ぶことで迅速な対処もしてもらえるでしょう。

このとき、どこを比較すべきなのかといえば、サービス品質保証です。これによって、通信速度が基準より遅くなってしまったり下回ってしまったり、利用不能時間という稼働率などの項目において損失があれば、利用料金の減額がおこなわれます。こうした保証制度が整っているのは、信頼できる基準にもなり得るのではないでしょうか。

変更するときの見比べのポイントはどこにあるのか

法人向けインターネット回線業者は、通信速度の速さや安定している点で比較するのがおすすめです。しかし当然、使い勝手やコスト面を考慮して回線を変更する場合もあるはずです。新しく会社を開くだけでなく、利用中の回線や業者の見直しを考えているという法人もいるでしょう。この場合にはどこを見比べればよかったのでしょうか。

もちろん、コストがいくらかかるのかというのは、継続的に利用することを想定していれば、契約前に考慮すべき点でしょう。月額いくらかかるのか、そうした料金体系や内訳が分かりやすいのかという点に着目しておくことはポイントです。

また、変更するのならば、解約をして新規契約という流れになります。新しく申込みをおこない、回線工事を済ませて利用できるのですが、解約金や違約金の発生という支払いを求められることもあるのです。最低利用期間が設けられており、満たないうちに解約すると違約金が発生します。

比較するべき内容は、満了のたびに自動更新となる場合、更新月以外の月に解約すると違約金が発生するのかという点です。こうした支払いについても見比べてみれば、良心的なところであるのかの判断材料になります。

また、変更したいのならば、サポートの充実しているところを見比べましょう。障害の調査受付や現地対応を24時間365日おこなうところ、電話対応だけでなくスムーズな解決のために、専門の技術者が駆けつけてくれるのかなど、そうしたサポート体制も対象になるはずです。

 

法人向けネット回線業者もたくさんあって、コストや通信速度など、比較するべきところもたくさんあります。しかしながら、初めての契約である場合と、すでに契約していて、他の業者や回線の変更という場合では、見比べる項目が若干異なるようです。

ですが、どちらにおいても、アフターサービスが要ともなります。使い勝手にも繋がりますが、ユーザーからのクレームをあびないためにも、見比べてみることは絶対的です。それが個人向けとの違いでもあります。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
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