個人向けインターネット回線とはスペックが違うため、事業拡大したいのならば、法人向けインターネット回線を利用したいものです。そのためには、下調べが必要になります。というのは、利用できる地域が限定されている可能性があるからです。
提供エリア外である可能性も考えよう
法人向けインターネット回線サービスを扱っている業者というのは全国にいくつもあります。自社の環境から利用するかどうかの選択をする必要もありそうです。
自社サイトを立ち上げたい中小企業でも導入の検討が進んでいますが、このサービスを選ぶにしても契約前には注意することも少なからずあって、その1つは「帯域の広さ」です。各事業によりますが、データの最大容量が大きければ、高速通信でなければストレスを感じるでしょう。ちなみに、100Mbps以上が理想とされる通信速度です。
もちろん、瞬間的に高速であっても肝心要はトラブルが発生した場合のサポート体制にもあります。快適にインターネットを利用していても、いつ不具合やトラブルが発生するか分からないものです。追い討ちをかけるように、サポートセンターがエリア外でスタッフが訪れるまでに時間がかかることになれば、すぐに解決できないこともあるでしょう。そのような場合にもスピーディーに対処してくれるなら、契約したことに後悔しないはずです。
また、個人向けインターネット回線サービスとの違いをご存知でしょうか。個人向けインターネット回線は、1本の光ファイバーが分岐していて、ご近所さんとの共有型になりますが、法人向けインターネット回線は、データの容量が大きく、耐えるための高品質な回線でなければならず、専有型となります。
また、選定するために気になるのは、利用できる地域は限定されているのかということではないでしょうか。新たにオフィスを設けるにあたり、回線の手配をする必要もあるでしょうが、そもそも利用できる地域に事業所がなければ契約もできません。
もちろん、見直しを考えている場合でも、次に導入を検討するところが提供エリア外となるかもしれず、諦めざるを得ないかもしれません。利用するにも限定されているケースが実際にありますから、しっかり下調べは必要でしょう。
全国的にカバーできるほどに利用されている
まず、提供エリアが東日本と西日本に分かれているパターンがあります。また、法人向けインターネット回線サービスの多くは、回線とプロバイダの一体型なのですが、それぞれと契約する必要が出てくることもあるようで、多くの選択肢があるのは魅力に捉えられがちですが、品質や価格を十分に検討することも大切です。
ちなみに、利用地域を首都圏に限定しているのは、多くのユーザーを獲得できるのが都市部に集中しているからでしょうが、東日本と西日本にまたがって平等にサービスを提供してくれるのは魅力的です。もちろん、回線だけでなく通信速度、安定性などのプロバイダ選びは慎重になりましょう。それでも地域カバー率は90%以上で、ほとんどの地域で利用できるのは魅力的です。
他にも、日本全国で利用されている声が聞かれるところもあって、カバー範囲の広さでいえば、首都圏や主要都市部以外で導入できていない話も聞かれていません。ですが、利用料金が高額というのが多少なりネックな部分になるかもしれません。最大1Gbpsのスペックは申し分ないですが、月額数万円~というところがある中で、月額数百万円というのは腰がひけてしまう金額になるかもしれず、じっくり検討しましょう。
利用が限定されている地域もある
インターネット回線の利用地域が限られているところは、共有型の場合もあり、安定性に不安がないことをチェックしましょう。利用地域も、関東と関西、東海と九州の一部に限られているようです。もちろん、調査した結果、今後、順次提供できるように検討中という話しです。
関東のみという狭い範囲に限定しているケースもありますし、一部帯域確保型というケースもあります。この場合に注意しておきたいのは、提供エリアに事業所があっても、さまざまな要因で速度が遅くなってしまうことです。最大速度は決まっていても、もしかすると最低速度でのサービスが続くこともなきにしもあらずですから、業務に支障が出ない安定したサービスを利用しましょう。
利用できる地域を限定しているということは、高品質な法人向けインターネット回線サービスであることも伺い知れます。ですがやはり、月額数百万円とはいいませんが、1Gプランで月額数十万円という高額利用料であり、提供エリアも関東圏以外では利用できないようです。ですが、首都圏で利用できないケースというのはマレであり、今後、事業拡大をはかるならば、首都圏寄りで検討してみてはいかがでしょう。
法人向けインターネット回線が利用できるようになれば、インターネットをフルに利用した業務もスピーディーになり、さらなる飛躍も期待できるでしょう。そのためには、回線とプロバイダは一括提供されているのが理想でもあります。
また、利用するにしても地域は限られている可能性が否定できません。首都圏のみ、という場合もあれば、一部利用できないこともありますから、事務所を移転することや、乗り換えたいのであれば、注意しておきましょう。