インターネット回線が夜になると遅くなる?理由と対処法を解説

公開日:2022/04/15 最終更新日:2024/06/14


昼間はとくに気にならないものの、夜になるとインターネット回線の遅さが気になるということを経験したことはないでしょうか。対策をせずにそのままにする人や、改善はできないと諦める人は少なくありません。今回、インターネット回線が夜になると遅くなる理由と、改善するための対処法を解説します。

夜になるとインターネット回線が遅くなる理由

インターネット回線の遅さを夜にのみ感じる場合、2つの原因が考えられます。ひとつはプロバイダや回線が混雑しているケース、もうひとつはサーバーに負荷がかかっているケースです。回線の速度低下が生じてしまう理由をそれぞれ解説します。

■プロバイダや回線が混雑しているケース

インターネットを利用するには、光回線をはじめとした「インターネット回線」とインターネットに接続するための「ブロバイダ」との契約が必要です。また、1本の回線は複数の世帯でシェアしています。そのため1本に対する回線利用者数が増えるとプロバイダや回線が混雑してしまい、遅延が発生してしまうといえるでしょう。

現に、総務省の「令和2年版情報通信白書」によると、インターネット利用者数は全日20時から22時の夜間がもっとも多いと発表されています。夜に回線速度が遅いと感じる理由は、利用者の多さが原因だと考えてよいでしょう。

■サーバーに負荷がかかっているケース

サーバーとは、サービスを提供している企業のコンピュータのことです。ユーザーからのアクセスが集中してしまうとサーバーに負荷がかかってしまい、レスポンスが遅延してしまいます。

通常時よりも時間がかかるため、サイトの読み込みが遅かったりエラー表示されたりすると考えられるでしょう。ほかのサイトは問題なく利用できるのであれば、サーバーに負荷がかかっていると判断できます。

インターネット回線の速度をチェックしてみよう

回線が遅いと感じた場合、インターネット回線速度のチェックをおすすめします。ポイントとしては、夜の回線速度と朝や昼の回線速度を比較することです。意外と、昼の時間帯においても回線速度が遅いというケースもあります。夜以外の時間帯でも回線速度が遅い場合は、機器やソフトウェアに原因があるかもしれません。

その場合は、使用しているパソコンのスペックを改善したり、ケーブルやルーターを交換したりする必要があります。とくにケーブルは熱や衝撃に弱いため、気付かないうちに劣化している恐れも。

原因を正確に把握するためにも、どのように対処するかを判断するためにも、夜と夜以外の時間帯での回線速度の比較はおすすめです。回線速度のチェックができる無料ツールは、さまざまな会社から提供されています。そのため、気軽に回線速度をチェックすることが可能です。

夜にインターネット回線が遅くなったときの対処法

夜と夜以外の時間帯で回線速度を比較しても、やはり夜にだけ回線が遅くなる場合の対処法を解説します。とはいえ、原因は複数考えられそれぞれに適した対処法を行わなければなりません。順に確認して原因を明らかにし、正しい対処を行いましょう。

■回線速度が遅いと感じたとき、違うサイトにアクセスしてみる

サーバーへの負荷が原因であった場合、違うサイトにアクセスしてみると回線速度が改善されます。人気ゲームの配信や予約受付開始など、多くの人が一度にアクセスしていることが原因です。サーバーに問題がある場合はユーザーが対処できる範囲ではないため、時間をずらして利用するなどの工夫が必要です。

■プロバイダを介さない場合の回線速度を確認する

契約している回線業者に「プロバイダを介さない場合の回線速度を知りたい」と問い合わせをします。回線速度のチェック方法を教えてもらえることでしょう。

プロバイダを介した場合に回線速度が落ちるのであれば、プロバイダが原因です。プロバイダを変更することで改善されます。ただし、プロバイダの契約内容によっては解約金などが発生してしまう恐れも。変更を検討する前に、プロバイダに相談してみるとよいでしょう。

■回線障害が起きていないかを確認する

契約している回線業者の公式サイトなどをチェックし、回線障害が起きていないかを確認しましょう。確認方法がわからない場合は、直接問い合わせをすると答えてもらえます。

もし回線障害が起きていない場合は、上述した回線の混雑が原因です。回線の混雑が原因であれば、利用者が減らない限りは改善されません。とくに集合住宅であれば、1つの回線を住民でシェアしている可能性が高いです。回線が混雑する時間帯を避けるか、回線業者を変更することで改善されることでしょう。

 

夜になるとインターネット回線が遅く感じる場合、いくつかの理由が考えられることを解説しました。なにが理由であるかを把握するには、自身でいくつか検討する必要があるといえます。

手間に思うかもしれませんが、安易にプロバイダや回線業者を変更してしまえば金銭的な負担がかかることでしょう。せっかく変更しても、ほかに理由があった場合は回線速度が改善されることはありません。無駄な出費・時間の発生を防ぐためにも、紹介した方法で理由を解明することをおすすめします。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
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