イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)
品質・対応エリアは十分だが非常に高額
次に紹介するのは、ソフトバンク株式会社の「イーサネットアクセス(S)」です。
携帯キャリアのひとつなので、「ソフトバンク」という社名はほとんどの人が知っているでしょう。
家庭向けインターネットの「ソフトバンク光」というサービスがありますが、これは「光コラボレーションモデル」のサービスなので、ソフトバンクの回線というわけではなく、サービスの中身はNTTのフレッツ光と同じものです。(「光コラボレーションモデル」とは、NTTからフレッツ回線の卸売りを受け、プロバイダサービスなどとセットにして販売するOEMサービス形態のことです。)
家庭向けには自社の回線サービスを提供していないソフトバンクですが、法人向けには回線サービスを提供しているので、紹介していきましょう。
サービス名 | イーサネットアクセス(S) |
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社名(商号) | ソフトバンク株式会社 (英文社名)SoftBank Corp. |
事業内容 | 移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供 |
設立年月日 | 1986年(昭和61年)12月9日 |
本社所在地 | 〒105-7317 東京都港区東新橋1-9-1 |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮内 謙 代表取締役 副社長執行役員 兼 COO 榛葉 淳 代表取締役 副社長執行役員 兼 COO 今井 康之 代表取締役 副社長執行役員 兼 CTO 宮川 潤一 |
資本金 | 204,309百万円(2020年3月31日現在) |
従業員数 | 単体:約17,300人(2020年3月31日現在) 連結:37,821人(2020年3月31日現在) |
電話番号 | 不明 ※問い合わせは、公式サイトのお問い合わせフォーム |
目次
ビジネス利用に耐えられる「専有型」
これまで紹介してきた他のサービスと同様に、ソフトバンクのイーサネットアクセス(S)も「ベストエフォート」で「専有型」のサービスです。
プランの中には「共有型」もありますが、他ユーザーと共有し影響を受けやすいため安定性が低く、あまりおすすめできません。
また、最大通信速度も100Mbpsと1Gbpsのプランがありますが、これまでより急激に通信量が増加している現在のインターネットのスタンダードは1Gbpsと言っていいでしょう。
「ベストエフォート」「専有型」「最大1Gbps」というスペックは、1位~3位で紹介したサービスと同等ということになります。
回線とプロバイダはセットで提供
回線とプロバイダはセットで提供され別々に手配する必要がないという点も、1位~3位で紹介したサービスのうち、フレッツ光ネクストビジネスタイプ以外のものと同じ特徴です。
契約窓口が1ヵ所に集約されるという手続き的なメリットの他に、ネットワーク全体を1つの事業者が管理しているので、柔軟な対応が可能だというメリットがあります。
ベストエフォートでも品質保証「SLA」付き
1位~3位のサービスもSLA(サービス品質保証制度)が付いていましたが、イーサネットアクセス(S)も同じようにSLA付きです。
「可用性」と「遅延時間」の2つの項目で基準値が設定され、それを下回った場合に利用料金の一部が返還されます。
ただし、設定されている項目やその基準(値や適用区間など)が異なるので、検討する際には注意深く見比べる必要があるでしょう。
対応エリアは日本全国
イーサネットアクセス(S)の対応エリアは公式サイトでは確認できませんが、概ね日本全国どこでも大丈夫だと思って問題ないでしょう。
NTTのフレッツ光ネクストビジネスタイプに匹敵するカバー範囲の広さです。
首都圏や主要都市部以外であっても、導入できないということはほとんどなさそうです。
利用料金は非常に高額
「最大1Gbps」「専有型」「回線・プロバイダ一括提供」「SLA付き」「日本全国対応」と、スペックとしては申し分ないと思います。
ただし、このサービスには大きな弱点があります。
それは、利用料金があまりにも高額だということです。
1位~3位のサービスは、月額4万6,200円(税込)、4万5,210円(税込)、33万円(税込)でしたが、イーサネットアクセス(S)はなんと月額858万円(税込)です。
品質もよく対応エリアも広いとはいえ、この金額では簡単には導入できる企業は少ないでしょう。
したがって、高品質ではありますが、総合的なおすすめ度としては4位にしています。
イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)を利用した方の口コミ・評判を集めてみました!
回線のタイプとネットワーク規模に応じて5つのサービスから選択することができ、用途に応じ選択できるのでいいと思いました。
有名な会社のサービスなので安心ができるのと、保守が充実しているから
「イーサネットアクセス(S)」は、回線のタイプとネットワーク規模にあわせて5つのサービスから選ぶことができます。これなら、それぞれの使用用途に応じて選択することができるので、どのような方でも選びやすいですよね。