イーサシェア(KDDI株式会社)

公開日:2024/05/08 最終更新日:2024/06/14

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イーサシェア(KDDI株式会社)のメイン画像 引用元:https://biz.kddi.com/service/ether-share/
  • 総合評価

    少し高額で対応エリアが限られている

次に紹介するのは、KDDI株式会社の提供する「イーサシェア」です。

携帯電話の3大キャリアの1つ「au」ブランドを運営するKDDIは、個人向けのインターネット「auひかり」を提供していますが、より高品質な法人向けのサービスも提供しています。

個人向けサービスとは異なる「専有型」の構成を採用し、NTT系とは異なる「電力系」のネットワークであるという特徴があります。

それではKDDIが提供する「イーサシェア」について、詳しく見ていきましょう。

サービス名 イーサシェア
社名 KDDI株式会社
(英文名称: KDDI CORPORATION)
創業 1984年 (昭和59年) 6月1日
事業内容 電気通信事業
本社所在地 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号
ガーデンエアタワー
本店所在地 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号
電話番号 03-3347-0077
代表取締役社長 髙橋 誠
資本金 141,852百万円
社員数 44,952人 (連結ベース)

他のユーザーの影響を受けない「専有型」構成

イーサシェアは、「ベストエフォート」かつ「専有型」のインターネットサービスです。

「ベストエフォート」とは、実際の通信速度を保証しない代わりにコストを抑えたサービスです。

イーサシェアには最大通信速度が100Mbpsのプランと1Gbpsのプランがありますが、これはそれぞれ理論的な最大速度が100Mbps・1Gbpsということで、実際に100Mbpsや1Gbps出るわけではありません。

極端な言い方をすれば、1Gbpsのプランであっても100Mbpsも出ない可能性は十分にあります。

回線が混み合っているときほど通信は遅くなってしまうのですが、1本の光ファイバーを近隣のユーザーと共有している「共有型」ほど、その可能性は高まります。

一方、「専有型」であれば、他のユーザーと共有しておらず、影響を受けないため、混み合いづらく遅くなりにくいということです。

回線とプロバイダ(ISP)はセットで提供される

イーサシェア(KDDI株式会社)の画像
家庭でインターネットを利用するとき、NTTのフレッツを利用するならプロバイダを別途手配する必要がありますが、「auひかり」ならその必要はありません

法人向けのイーサシェアでも同じです。

回線とプロバイダがセットで提供されるので、契約がすっきりします。

また、それだけではなく、回線設備とプロバイダ設備を一気通貫で管理しているので、通信量が増加し設備の増強が必要になった際に、効率的に投資できるというメリットがあります。

ベストエフォートでもSLA付き

イーサシェア(KDDI株式会社)の画像
ベストエフォートタイプは、コストを抑えるために実際のパフォーマンスを保証していません。

帯域保証タイプのインターネットサービスもありますが、非常に高額なのでなかなか導入は難しいと思います。

そんなときこのイーサシェアはベストエフォートでありながら、SLA(サービス品質保証)が付いているため、最低限の品質は保証されています。

どのような保証かというと、KDDIの指定する区間における転送の遅延時間が基準値を超えないようにするというものです。(超えた場合は利用料金の一部が返還されます)

ただし、インターネット通信では、KDDIの管理する区間以外も通過することになるので、実際の通信速度を保証するわけではないことには注意が必要です。

電力系の独自ネットワークという強み

イーサシェア(KDDI株式会社)の画像
イーサシェアは、NTT系の通信網とは別のPNJグループのネットワークを利用しています。

PNJグループは日本各地域の電力会社の出資により設立された電気通信事業者やそれをルーツとする事業者のグループで、NTT系と区別するためによく「電力系」と呼ばれます。

電力系のネットワークを利用することのメリットは、NTT系のネットワークで障害が発生しても影響を受けないということです。

企業のネットワークでは、通信断がサービス提供や売上に直結してしまうこともあるため、通信網はしばしば冗長化されます。

つまり、2つの経路を用意し、どちらかが使えなくなってももう一方で通信を継続することができるようにしておくのです。

NTT系のネットワークで障害が頻発するというわけではありませんが、冗長化のために電力系のネットワークを併用するケースはよくみられます。

料金はやや高額で、対応エリアは非常に狭い

イーサシェアは、これまでに紹介した2つのサービスと同様に高品質な法人向けインターネットです。

しかし、1Gのプランで月額33万円(税込)と非常に高額なことに加え、提供エリアは東京・埼玉・千葉・神奈川の一部のみで、関東圏以外では利用できないところが弱点です。

100Mのプランでも月額19万3,600円(税込)~で、関東・中部・関西エリアでしか利用できません。

1Gのスペックである「光ビジネスアクセスNEXT」や「フレッツ光ネクストビジネスタイプ」よりも高額で、導入できないエリアも多いです。

したがって、上記2サービスに比べるとおすすめ度は劣ります。

イーサシェア(KDDI株式会社)を利用した方の口コミ・評判を集めてみました!

実績が豊富で顧客のニーズにも親切に応じてくれそうな印象を受けました。

専門性が高そうで技術力がありそう。
時代のあった提案をいち早くしてくれそう

企業が大手で知名度が高いので、ある程度の信頼感や安心感がある。

「イーサシェア」は、KDDI株式会社が提供するサービスになり、専門性が高く技術力があることは間違いありません。もちろん実績も豊富で、親切に対応してくれるので安心して依頼することができるでしょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
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