法人向けインターネット回線を選ぶポイント!「同時接続台数」ってなに?

公開日:2023/08/15 最終更新日:2024/06/14

法人向けのインターネット回線を選ぶ重要ポイントの一つが「同時接続台数」です。同じ回線を使って、同時にインターネットに接続できるデバイスの数は業務を進めるうえで非常に重要だからです。適切な同時接続台数の回線を選ぶことで、業務を円滑に行いつつ、快適なインターネット環境を維持できます。

無線LANの同時接続台数とは?

法人向けインターネット回線を選ぶとき、何を基準にしたらよいのでしょうか。セキュリティ面に優れた回線を選ぶことに加え、同時接続台数に余裕がある回線の方が業務を円滑に行えるのでおすすめです。

ここでは、そもそも無線LANとは何か、同時接続台数は何かといった基本的な事柄について解説します。

無線LANとは何か

LANとはLocal Area Networkの略称で、限られた範囲で用いられるネットワークのことです。パソコンとプリンターの接続などはもっとも基本的なLANといえるでしょう。

LANにはLANケーブルでデバイスを結びつける有線LANと、電波でデバイスを結び付ける無線LANがあります。有線LANはセキュリティ能力が高く、インターネットの通信速度が速いのが特徴です。

一方、無線LANはケーブルがないため、電波が届く範囲ならどこでもインターネットを使用できます。Wi-Fiは無線LANの一種で、統一した規格で作られた無線LANだといえます。

同時接続台数とは何か

同時接続台数とは、文字通り同時に無線LANのルーターに接続できる台数のことです。ルーターは自宅のネットワークをインターネットに接続する機器のことです。有線と異なり、無線の場合は接続数の限界がわかりにくいため、何台でも同時に接続できるように考えられがちですが、実際にはルーターによって接続台数の上限が決まっています。

ビジネス規模と同時接続台数の目安

ビジネスでパソコンなどの機器を同時接続する場合、ビジネスの規模によって同時接続台数の目安が決まります。ここでいう「機器」はパソコンだけではなく、スマートフォンやインターネットを使用する端末全てを意味します。したがって、業務で多数のタブレット端末を使用する場合は、同時接続台数が多い法人用インターネット回線を選ぶ必要があります。

個人事業主や小規模オフィス、オフィスや職場であまりインターネットを使わないのであれば、最大10台程度の同時接続台数でも問題ありません。しかし、中規模以上のオフィスやタブレット端末を多用するような職場では、少なくとも50〜60台の同時接続が可能な回線を契約したほうが無難です。

接続台数が増えるとどうなる?

無線LANルーターの同時接続台数がビジネスの規模に比例することがわかりました。仕事に必要だからといって、無線LANの接続台数を増やすとどうなってしまうのでしょうか。ここでは、接続台数を超えると発生することや台数を増やすときの注意点について解説します。

同時接続台数を超えるとどうなる?

同時接続台数が10台の無線LANルーターに、11台目を接続するとどうなるのでしょうか。結論を言えば、通信速度が大幅に低下してしまいます。

通信速度低下の影響を最も受けるのが動画です。動画をスムーズに視聴するには500kbps必要ですが、それを下回る速度になってしまうとスムーズな動画視聴が困難となるでしょう。

インターネット上のサイトを閲覧するときも円滑に読み込めなくなります。LINEや一般的な文字だけのSNSであれば速度が低下しても使用できますが、それでも、サーバーへのアクセスが遅くなるなどの弊害が出るでしょう。

同時接続台数を増やすときの注意点

接続台数を増やすとき、やみくもに増やしてしまうと無駄なコストが発生するかもしれません。台数を増やすときの注意点をとりあげます。

まず、無線LANの使用状況を確認しましょう。無線LANのルーターにどの機器がアクセスしているか調べることで、実際に必要な台数を割り出せます。

設置場所を変更し、電波の通りを良くするのも有効な対応策です。使用する場所によって使用する周波数を変えることもできます。オフィスなど使用する場所が比較的広ければ、2.4GHzがおすすめです。障害物に強く、遠くまで電波を飛ばしてくれるからです。

しかし、使用するエリアが狭いのであれば、通信速度が速い5GHzにすることができます。通信の安定性が高まり、速度を上げられるからです。

使用状況の確認や無線LANルーターの設置場所変更、周波数変更をしても状況が変わらなければ、同時接続台数が多い無線LANルーターに変更するしかありません。ただ、台数が多いものは高額になりがちです。使用する最大数をしっかりと割り出し、オーバースペックにならないよう注意しましょう。

まとめ

今回は法人向けインターネット回線の同時接続台数について解説しました。無線LANやWi-Fiのルーターは無限に接続できるわけではありません。

事業規模の拡大などにより使用する機器が増えると、インターネットが遅くなることがありますが、その理由の一つが同時接続台数の不足なのです。自社の今後の発展や事業規模を踏まえ、それに見合った機器を導入することで作業効率をアップさせる必要があるでしょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-350
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能
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