都心と地方で法人向けインターネット回線の違いはある?

公開日:2020/12/01 最終更新日:2026/06/11

法人向けインターネット回線はほぼ全国で提供されていますが、都心と地方でどんな点が違うのでしょうか。ここでは、都心と地方の法人向けインターネット回線の違い、都心と地方をつなぐ技術的なしくみについて解説します。

都心の法人向けインターネット回線の特徴

都心の法人向けインターネット回線の特徴はとにかく規模が大きいことです。西日本よりも遥かに大きいネットワークが形成されています。個人事業主や中小企業タイプの法人向けインターネット回線については、それほどプランや性能について違いはありません。しかし、大規模タイプの回線の場合はかなり違う可能性があります。

地方と都市部では、人口密集度やバックボーン回線の充実度に違いがあるため、通信品質に差が出る場合があります。特に地方では、広域イーサネットなどの技術を活用して、都市部のデータセンターや各拠点と安定的に接続するネットワーク構成が求められます。東京でも地方都市でも、大都市は携帯電話の電波やインターネットはつながりやすく高速です。その分、携帯基地局や回線数も多いので通信量も余裕をもって作られています。

都心に住む人ならわかると思いますが、バックボーンが充実しているため、障害からの復旧が比較的早い傾向にあります。それだけ、バックアップ回線やバックボーンのサーバーが充実しているからです。

また、都会ではライバル会社の競争が激しいので、価格競争も盛んです。そのぶん、ユーザーは自分の好みに応じたプランを選ぶ事ができるのが特徴です。法人向け回線では、地域を問わず均一なサポート(24時間365日対応など)が提供されるサービスを選ぶと安心です。電話サポートなどはつながりにくいこともありますが、最近は自動音声が対応し、スピーディにやり取りができるようにもなっています。

地方の法人向けインターネット回線の特徴

地方での法人向けインターネット回線では、日本全国でシームレスな通信が可能な広域イーサネットというサービスがあります。これは、西日本から東日本へのアクセスも、専用のイーサネット回線を用いて通信できます。これによって、たとえば西日本エリアと東日本エリアの相互接続ができ、日本全国の拠点でシームレスな通信が可能になります。

イーサネットワイドとは、広域イーサネットともいわれます。通常のイーサネットは、同一拠点内(LAN)のパソコンやサーバーなどの機器同士を接続する規格ですが、広域イーサネットは各店舗をイーサネットで接続することからこの名前がついています。

本社を法人向けインターネット回線で繋ぐことで、その配下にある各支店も、オフィスの他部署のようにネットワークで繋ぐことができます。この広域イーサネットは大規模ネットワーク向きで、全国展開している通信事業者から同等のサービスが提供されているため、都心と地方での違いはとくにないといえます。

先ほどの大規模向けインターネット回線でいえば、法人向けインターネットは、全国広範囲で一律の料金プランで提供されるサービスもあります。

詳しくは、各通信事業者の提供エリア情報などをご覧ください。そこで役に立つのがクラウド技術や先ほども説明した広域イーサネットなどの技術です。

テレワークで地方の法人向けインターネット回線の利用が増えた

最近では、地方でテレワークをする機会も増えたので、東京の会社に就職してUターンで地方の地元でテレワークをする機会も増えています。また、東京の大手企業が福島県の会津若松に機能の一部を移転したというニュースも目にします。

このように、東京から全国的に人や企業が移動することにより、地方でのテレワーク利用が増えました。社内システムに安全にアクセスするには、VPNやセキュアゲートウェイなどの技術が用いられます。また、テレワークシステムでは専用のカメラやマイクを使用して会議などを行います。これらのシステムを使用するには、安定して高速な回線は不可欠で、法人向けインターネット回線は必須です。

地方の会社でも、今後は東京との連絡や通信の機会が増えるので、法人向けインターネットの導入や乗り換えも検討する必要があるでしょう。一般向けよりも価格は高額ですが、投資する箇所としてネットワークを選ぶのは間違いではないといい切れます。

テレワークやハイブリッドワークが定着した現在、働く場所を問わず通信インフラを整備する動きが活発になっています。会社も同じで、今までできなかったインフラを整備するなど体制を整える時期でもあります。そこで、この時期に各種IT機器やインターネット回線やスマートフォンなどの通信環境を充実させる動きが活発になっています。

 

さて、この記事では都心と地方の法人向けインターネット回線の違いについて説明しました。規模や地域を問わず、安定した通信環境を構築するためには『1社専有型』の回線を選ぶなど、用途に応じた選択が重要です。この記事が回線選びの参考になれば幸いです。

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