インターネット回線が夜になると遅くなる?理由と対処法を解説
昼間はとくに気にならないものの、夜になるとインターネット回線の遅さが気になるということを経験したことはないでしょうか。対策をせずにそのままにする人や、改善はできないと諦める人は少なくありません。今回、インターネット回線が夜になると遅くなる理由と、改善するための対処法を解説します。
夜になるとインターネット回線が遅くなる理由
インターネット回線の遅さを夜にのみ感じる場合、2つの原因が考えられます。ひとつはプロバイダや回線が混雑しているケース、もうひとつはサーバーに負荷がかかっているケースです。回線の速度低下が生じてしまう理由をそれぞれ解説します。
■プロバイダや回線が混雑しているケース
インターネットを利用するには、光回線をはじめとした「インターネット回線」とインターネットに接続するための「ブロバイダ」との契約が必要です。また、1本の回線は複数の世帯でシェアしています。そのため1本に対する回線利用者数が増えるとプロバイダや回線が混雑してしまい、遅延が発生してしまうといえるでしょう。
現に、総務省の「令和2年版情報通信白書」によると、インターネット利用者数は全日20時から22時の夜間がもっとも多いと発表されています。夜に回線速度が遅いと感じる理由は、利用者の多さが原因だと考えてよいでしょう。
■サーバーに負荷がかかっているケース
サーバーとは、サービスを提供している企業のコンピュータのことです。ユーザーからのアクセスが集中してしまうとサーバーに負荷がかかってしまい、レスポンスが遅延してしまいます。
通常時よりも時間がかかるため、サイトの読み込みが遅かったりエラー表示されたりすると考えられるでしょう。ほかのサイトは問題なく利用できるのであれば、サーバーに負荷がかかっていると判断できます。
インターネット回線の速度をチェックしてみよう
回線が遅いと感じた場合、インターネット回線速度のチェックをおすすめします。ポイントとしては、夜の回線速度と朝や昼の回線速度を比較することです。意外と、昼の時間帯においても回線速度が遅いというケースもあります。夜以外の時間帯でも回線速度が遅い場合は、機器やソフトウェアに原因があるかもしれません。
その場合は、使用しているパソコンのスペックを改善したり、ケーブルやルーターを交換したりする必要があります。とくにケーブルは熱や衝撃に弱いため、気付かないうちに劣化している恐れも。
原因を正確に把握するためにも、どのように対処するかを判断するためにも、夜と夜以外の時間帯での回線速度の比較はおすすめです。回線速度のチェックができる無料ツールは、さまざまな会社から提供されています。そのため、気軽に回線速度をチェックすることが可能です。
夜にインターネット回線が遅くなったときの対処法
夜と夜以外の時間帯で回線速度を比較しても、やはり夜にだけ回線が遅くなる場合の対処法を解説します。とはいえ、原因は複数考えられそれぞれに適した対処法を行わなければなりません。順に確認して原因を明らかにし、正しい対処を行いましょう。
■回線速度が遅いと感じたとき、違うサイトにアクセスしてみる
サーバーへの負荷が原因であった場合、違うサイトにアクセスしてみると回線速度が改善されます。人気ゲームの配信や予約受付開始など、多くの人が一度にアクセスしていることが原因です。サーバーに問題がある場合はユーザーが対処できる範囲ではないため、時間をずらして利用するなどの工夫が必要です。
■プロバイダを介さない場合の回線速度を確認する
契約している回線業者に「プロバイダを介さない場合の回線速度を知りたい」と問い合わせをします。回線速度のチェック方法を教えてもらえることでしょう。
プロバイダを介した場合に回線速度が落ちるのであれば、プロバイダが原因です。プロバイダを変更することで改善されます。ただし、プロバイダの契約内容によっては解約金などが発生してしまう恐れも。変更を検討する前に、プロバイダに相談してみるとよいでしょう。
■回線障害が起きていないかを確認する
契約している回線業者の公式サイトなどをチェックし、回線障害が起きていないかを確認しましょう。確認方法がわからない場合は、直接問い合わせをすると答えてもらえます。
もし回線障害が起きていない場合は、上述した回線の混雑が原因です。回線の混雑が原因であれば、利用者が減らない限りは改善されません。とくに集合住宅であれば、1つの回線を住民でシェアしている可能性が高いです。回線が混雑する時間帯を避けるか、回線業者を変更することで改善されることでしょう。
夜になるとインターネット回線が遅く感じる場合、いくつかの理由が考えられることを解説しました。なにが理由であるかを把握するには、自身でいくつか検討する必要があるといえます。
手間に思うかもしれませんが、安易にプロバイダや回線業者を変更してしまえば金銭的な負担がかかることでしょう。せっかく変更しても、ほかに理由があった場合は回線速度が改善されることはありません。無駄な出費・時間の発生を防ぐためにも、紹介した方法で理由を解明することをおすすめします。
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サービス名 (会社名) | 光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions) | フレッツ光ネクストビジネスタイプ (NTT東日本・NTT西日本) OCN光「フレッツ」(OCN) | イーサシェア(KDDI株式会社) | イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社) | NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社) |
通信速度 | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps 下り:最大1Gbps | 上り:最大1Gbps (10Mbps確保) 下り:最大2Gbps (10Mbps確保) |
参考価格 :月額費用 | 4万6,200円(税込) | 4万5,210円(税込) ※別途プロバイダ利用料金が必要 | 33万円(税込) | 858万円(税込) | 2万735円(税込) |
参考価格 :初期費用 | 5万8,300円(税込) ※工事費別 | 2万680円(税込) | 3万4,650円(税込) | 11万3,850円(税込) | 22万3,300円(税込) ※2年継続なら実質無料 |
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