オフィスのインターネットがVPN接続できない場合の原因や対処法

公開日:2024/09/01 最終更新日:2024/09/11

VPN接続不可

オフィスのインターネットでVPN接続ができない場合、業務の遅延やセキュリティリスクが発生する可能性があります。原因としては、ネットワーク設定の不備や、VPNソフトの設定ミスなどが考えられるでしょう。そこで本記事では、VPN接続ができない場合に考えられる原因を解説し、効果的な対処法についても紹介します。

VPN接続とは

VPN(Virtual Private Network)接続とは、インターネットを通じてプライベートなネットワークを安全に利用できる技術のことを指します。通常、インターネットを介して送受信されるデータは暗号化されず、外部からアクセスされるリスクがあります。

しかし、VPNを利用することでその通信が暗号化され、第三者からの傍受や改ざんを防止することが可能です。また、VPNは主に企業がリモートワークや、支社間の通信を安全に行うために使用することが多いです。このように、VPNを使用することでインターネット上の匿名性が向上し、プライバシー保護にも寄与します。

VPN接続できないのはなぜ?原因や対処法を紹介

VPN接続のトラブルは、設定ミスやネットワーク環境に原因があることが多いです。そのため、いくつかの確認ポイントを押さえることで解決できる可能性があります。以下に、VPN接続ができない場合の主な原因と対処法について解説します。

DNSサーバーが自動取得に設定されていない

DNSサーバーやIPアドレスの情報を手動で設定していると、ネットワークが自動で割り当てる情報が無視されてVPNの機能が正しく動作しないことがあります

このような場合は、ネットワーク設定を確認し、IPアドレスとDNSサーバーの設定が「自動取得」になっているか確認しましょう。自動取得が有効でなければ、チェックを入れて再接続することで問題が解決することが多いです。

OSの標準機能外のネットワーク制御ツールの影響

これらのツールは、ネットワーク接続の設定に影響を与えることがあります。必要のない場合は、無効化やアンインストールすることでトラブルを回避できます。

社内の標準的なネットワーク設定と競合するようなツールは、接続の安定性を損なう可能性が高いです。問題が発生した際は、一度ツールの確認と無効化を行ってみることをおすすめします。

ダイナミックDNSの設定が間違っている

ダイナミックDNS(DDNS)は、動的に変わるIPアドレスをホスト名に対応させる技術です。これが正しく設定されていないと、VPN接続に支障をきたす場合があります。

ルーターやサーバーの設定が正確に行われているか、またクライアント側での設定が適切かを確認することが重要です。ホスト名やIPアドレスの入力ミスがないか、ルーターがVPN接続に対応しているかなどをしっかりとチェックすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

認証プロトコルが誤っている

VPN接続では、IPsecやPPTPといった認証プロトコルを利用しますが、これらの設定が誤っている場合、接続ができないことがあります。各拠点に設置しているVPN対応ルーターとPC側の設定が一致しているかを確認し、必要に応じてプロトコルの設定を見直しましょう。

VPN接続できたけど遅い・すぐに切れる時はどうしたらいい?

VPN接続ができたものの、通信速度が遅かったり、接続がすぐに切れてしまうと業務や作業に支障が出てしまいます。以下では、VPN接続の速度低下や頻繁に切れる場合の原因と対処法について詳しく説明します。

VPN接続できたけど通信速度が遅い場合

VPN接続が遅い原因のひとつに、ファイアウォールやウイルス対策ソフトの影響があります。これらのセキュリティソフトは、VPN通信に対しても過剰に干渉し、速度を低下させることがあります。

この場合、ファイアウォールやウイルス対策ソフトを一時的に無効にすることで問題が解決するか確認してみましょう。無効化する場合は一時的な措置であることを忘れず、後に再び有効に戻してください。

また、インターネット環境自体が不安定な場合にも、通信速度に影響を与えます。このような場合は、地理的に近いVPNサーバーを選択することで通信の遅延を減らしましょう。こうすることで、通信速度が向上することがあります。

VPN接続がすぐに切れる場合

VPN接続が頻繁に途切れる場合も、ファイアウォールやウイルス対策ソフトが原因となっていることがよくあります。ファイアウォールやウイルス対策ソフトを一時的に無効化してみることで、これらが原因かどうかを確認できます。

もし無効化した状態でVPN接続が安定するのであれば、セキュリティソフトの設定を見直し、VPN通信を許可するように調整する必要があります。またVPN接続が切れる原因として、インターネット回線の混雑も考えられます。

同じ回線を多数のユーザーが同時に使用している場合、帯域幅が不足し、通信が途切れることがあります。ビデオ会議やストリーミングなどを同時に行っている場合、回線が混雑しやすくなるでしょう。その際は回線の利用状況を確認し、不要なアクティビティを減らすことが有効です。

まとめ

VPN接続は、セキュリティの高い通信環境を提供するためのビジネスシーンやリモートワークに欠かせないツールです。しかし、接続できない、速度が遅い、すぐに切れるといったトラブルも発生することがあります。これらの問題の多くは、設定ミスやネットワーク環境に起因します。そのため、原因を的確に把握し、適切な対処を行うことで解決可能です。安定したVPN接続を実現するためには、日頃からネットワークのメンテナンスや設定の確認を怠らないことが重要です。

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サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
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参考価格
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SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
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パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
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