法人向けインターネット回線業者にネットワークの構築も依頼できる?

公開日:2020/09/01 最終更新日:2024/06/14

ここでは、法人向けインターネット回線業者にネットワーク構築も依頼できるのかを説明したいと思います。結論からいうと、ネットワーク構築のできる回線業者もあります。ただし、通常のネットワーク構築のように配線からすべてというわけではありません。そこで今回は、ネットワーク構築の例やテレワーク対策についてご紹介します。

回線業者でできるネットワーク構築とは?

法人向けインターネット回線業者に依頼できるネットワーク構築は、大きく分けて、

「停電・災害対策」「オフィスLAN環境構築」「テレビ会議・テレワーク対策」があります。

本格的なスイッチングルーターの構築などは別の業者に依頼するべきですが、業務に必要なネットワーク構築は行うことができます。各種プロバイダでも、関連会社にネットワーク構築の業者がいるはずなので、直接的には依頼できなくても相談すれば紹介してくれるでしょう。

停電・災害対策で必要な機器はUPS(無停電電源装置)が有名です。UPSは、停電時に一時的にサーバーやネットワーク機器、パソコンを使用できるバックアップ電源です。設置には、物理的な配線とUPSを管理するサーバーに専用のソフトウェアをインストールして設定をする必要があります。

オフィスLAN環境構築では、無線ルーターや無線LANイーサネットコンバーター、USBデバイスサーバーなどの設置をしてくれます。無線LANイーサネットコンバーターとは、無線通信機能を持たないインターネット対応TVなどを有線LANで接続し、無線通信を可能にする装置です。

USBデバイスサーバーとは、古いプリンタなどで無線機能を持たない機種でも複数のPCでプリンタの共有ができる機器です。無線タイプもあるので、パソコンとUSBデバイスサーバー間を無線接続することも可能です。

話題のテレワーク対策には何が必要?

ネットワーク構築といえば、最近話題のテレワークシステムがあります。テレビ会議システムやチャット形式のコミュニケーションツールなどが有名です。先ほども紹介した無線LANイーサネットコンバーターでTVを接続すれば、パソコンやタブレットがなくてもインターネット経由のテレビ会議も可能です。

こうすることで、大画面で大人数の会議をできます。テレワークシステム自体はクラウド型で配布したり自社内のサーバーで管理したりしますが、そこは他の業者の対応範囲となります。

また、ウェブカメラ機器などのネットワーク構築には対応してくれます。無線LAN構築の際に、PCと一緒にセッティングすることも可能です。このような例は、ネットワーク機器パッケージソリューションとして販売しているケースがありますので、調べてみることをおすすめします。テレワーク機器やすべての機器に対応する停電対策のUPSもさまざまな業者があるので、ネットワーク構築で依頼する前に他社との比較検討は必要です。

なぜなら、ネットワーク・災害対策・セキュリティとそれぞれの強みに特化した企業があるからです。法人向けインターネット業者にまずお願いしたいネットワーク構築といえば、はやり無線ルーター系の設置です。あとは、無線LANイーサネットコンバーター・USBデバイスサーバーがメインになります。

法人向け回線は、保守・機器提供・導入サポートも依頼できる!

法人向けインターネット回線業者は、機器の保守も主なサービスの一つです。ネットワーク構築や導入後の保守もおまかせできるので、通信サービスと機器の両方に対応してくれるのが嬉しいところです。その他にも、より専門的なセキュリティ関連のルーターの設置や設定サービスもあります。

大企業となると、これらをすべて管理する「統合監視ツール」ソフトウェアで統合管理できます。ネットワークの断線やサーバーの停止、UPSの異常、ウイルスの検知などをすべて把握して警告してくれます。現在は、テレワークによって会社勤務よりも在宅勤務が増えたので、このような遠隔での監視も必要になってきています。

そして、大企業だけが使用していた「統合監視ツール」も、現在ではサブスクリプションサービスとして個人から企業までが使用できるようになりました。そのため、会社のネットワーク構築さえしておけば遠隔でそれらの管理ができてしまいます。法人向けのインターネット回線業者にネットワーク構築をまかせるメリットは、このような点にあります。

一度構築すれば、各担当者が自宅からテレワークでメンテナンスすることもできます。もちろん、わからない点はサポートに連絡すれば対応してくれるので安心です。これらのネットワーク環境もどこまで自社でいじれるのかが決まっているので、予算と業務によって使い分けることが大切です。

 

今回は法人向けインターネット回線業者によるネットワークの構築について説明しました。ネットワークの構築は自社では難しい場合もあるので、サポートと保守も含めたパッケージを利用することで本来の業務に集中でき、業務の効率化にもつながります。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
参考価格初期:5万8,300円(税込)
※工事費別

月額:4万6,200円(税込)
※プロバイダ費込
初期:2万680円(税込)

月額:4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
初期:3万4,650円(税込)

月額:33万円(税込)
初期:11万3,850円(税込)

月額:858万円(税込)
初期:22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料

月額:2万735円(税込)
特徴バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定している

24時間365日の電話受付
常に高品質で安定したインターネット環境を提供できる

「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)
Webブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現

24時間365日の監視・保守を標準提供。
1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能

24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。
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