社内のインターネット回線のセキュリティを強化する方法とは?

公開日:2022/02/01 最終更新日:2024/06/14


法人向けインターネット回線を利用するにあたり、セキュリティは最重要課題です。もし会社のサーバーに不正にアクセスされ、顧客情報が盗まれたら大変な損害です。会社としてのイメージも失墜したことになるでしょう。そこで当記事では、社内のインターネット回線のセキュリティを強化する方法を徹底解説します。

社内のインターネット回線のセキュリティ対策が不足しがちな理由

人のセキュリティが不足する主な原因は2つあり、そのどちらも根っこの深い重要な問題です。それぞれチェックしていきましょう。

必要な対策がわからない

会社のセキュリティ対策をどこまでやればよいのか理解している人は圧倒的に少数です。個人向けのパソコンのセキュリティ対策であれば、大手のセキュリティソフトを導入するだけでよいかもしれません。そもそも個人の場合は、セキュリティに問題が生じても大きな問題に発展することは多くありません。

一方で法人向けのセキュリティともなると不正アクセスによる情報漏えいはもちろんですが、ウイルスやマルウェアへの感染にも注意が必要です。さらにDDoS攻撃などさまざまなものがあるのです。

リスクが多いからこそ、「それぞれのリスクをどこまでカバーすればよいのかわからない」ということになり、結果としてセキュリティが不充分になるのです。セキュリティに対する知識がないことで、サイバー攻撃されているのに気づかず外部から指摘されてやっと把握する、ということも珍しくありません。

専門職の配置が負担になる

セキュリティを向上させるために、もっとも手っ取り早いのが専門職を配置し管理してもらうことです。セキュリティの専門家が会社にいることで、外部からの侵入やウイルス感染を未然に防げるようになります。しかし専門職を配置するためには、当然コストもかかります。さらにセキュリティに関しては、効果が実感しにくい部分でもあるため軽視されがちです。

社内のインターネット回線のセキュリティ対策の重要性

インターネットを通じた犯罪は年々増えており、大企業がターゲットにされることも珍しくありません。ここでは、社内のインターネット回線のセキュリティ対策の重要性を詳しく解説します。

社外秘情報が外部に流出する

セキュリティに問題があると、外部からのアクセスにより端末やサーバーに保存されている情報が漏洩するリスクが高くなります。顧客情報が流出することもあるうえ、クレジットカード情報や銀行口座の情報が流出することも考えられるのです。

仮に口座の情報が漏れ、暗証番号なども解読されてしまうと金銭的な被害が発生することも考えられます。顧客情報の流出で損害賠償請求される恐れもあるので、情報の外部流出はなんとしてでも防がなければなりません。

盗撮・盗聴される

近年のパソコンやタブレットには、小型のカメラやマイクが搭載されています。それらを介して、盗撮や盗聴の被害が発生することも考えられるのです。

少し前になりますが、イギリスの諜報機関であるGCHQによると、2008年から2012年の4年間で一般市民を含むYahoo!ユーザー180万人以上のウェブカメラの映像が傍受されていたことが公表されました。パソコンのカメラやマイクに対するセキュリティはあまり重視されていません。だからこそ対策しなければならないのです。

端末がウイルスに感染する

オフィスには必ずといってよいほどパソコンなどの端末があります。その端末がウイルスに感染すると、情報が漏洩したり、パソコン自体の機能が低下したりするなどさまざまな悪影響が出てきます。

ウイルスに関してはこの瞬間も新しいものが生み出されており、過去のセキュリティシステムでは防げないものも少なくありません。とくに会社の場合は、知らないうちにウイルスに感染し、メール送信を通して社内や取引先にも被害を広げてしまう可能性もゼロではありません。

社内のインターネット回線のセキュリティを強化する方法

では、具体的にどうすれば社内のインターネット回線のセキュリティを強化できるのでしょうか。

ログイン情報の変更

ルーターの管理画面にアクセスするときにはIDとパスワードを入力します。そのIDとパスワードを初期設定のままにしていませんか?メーカーにもよりますが、初期IDとパスワードをオンライン上で公開していることもあるため危険です。必ず変更し、できれば定期的に変更しましょう。

ちなみに接続用パスワードも初期のものになっていると、不正アクセスに被害にあいやすいです。したがって接続用パスワードも変更しましょう。

暗号化した通信を利用する

通信の暗号化を必ず行ってください。暗号化についてはルーターの管理画面から行えますが、AESやTKIP、CNSAといった強度が高いアルゴリズムがおすすめです。一方でWEPは強度が弱いためおすすめできません。

SSIDの変更

Wi-Fi利用時には、アクセスポイントに接続するためにSSIDを使用します。そのSSIDに社名が入っていると攻撃者から狙われやすくなるので注意しましょう。そこでルーターを設置したらSSIDを独自のものに変更してください。SSIDに社名や部署名などを入れることも避けてください。

まとめ

社内のインターネット回線のセキュリティを強化する方法をお伝えしました。社内のネット回線が脆弱なままだとハッカー等に狙われてしまい、大きな損害が出る危険性もあります。ログイン情報の変更や通信の暗号化など、ちょっとしたことでもセキュリティは高まります。自社および顧客を守るためにも、セキュリティに力を入れてみてはいかがでしょうか。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
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