ADSLが終了するのはなぜ?終了時期や乗り換える際のポイントを解説

公開日:2024/06/15

ADSLは一般の電話回線を使ったデータ通信です。高速通信として爆発的に普及したADSLでしたが、光回線や5Gといった新しい高速通信が登場するとともにサービス利用者が減少していくこととなりました。サービス提供業者もADSLの提供を順次廃止しており、ADSLを現在利用している場合は乗り換え先を考えなければなりません。

ADSLとは?仕組みについて解説

ADSLの仕組みや強みについて解説します。

ADSLって何?

近年の若い方は光通信やスマホが当たり前の時代に育ったため、ADSLを知らない方もいるでしょう。ADSLはAsymmetricDigitalSubscriberLineの略です。ADSLは家で使われている電話回線を活用することでデータ信号を送受信する仕組みになっています。

電話線とパソコンをつないだだけではインターネットは使えるようにならないので、モデムやランケーブルを使い、プロバイダのサーバーにアクセスしてインターネットに接続します。2000年代前半に一般の家庭で広く普及しました。

ADSLの強みとは

ADSLの強みは工事が不要、ISDNより高速通信が可能だったという点が大きいでしょう。現在広く普及している光回線は立ち合い工事が必要で、開通に数週間かかります。

引っ越しシーズンなどのハイシーズンにあたってしまうと1か月以上開通までに時間がかかるのが光回線のデメリットです。一方ADSLは電話線があれば工事不要で利用可能。モデムを業者から受け取って設置すればインターネットが使えるという点がメリットです。

開通までも光回線より短く1,2週間で開通可能となっておりスピーディーに利用開始できるのがADSLの強みといえるでしょう。また、それまで多く利用されていたISDNより圧倒的に通信速度が速いという点もADSLが普及した要因となりました。

ADSLの弱みとは

ADSLは、基地局から遠くなると通信速度が遅くなってしまい、周りの回線、電波といったものの影響を受けやすいという弱みがありました。ネットワークが混雑していると速度が遅くなったり、電子レンジやラジオなどを使用すると通信が不安定になったりするといった可能性もあります。

そのため、多くの方が利用している動画視聴やビデオ通話など、スムーズに途切れることなく大容量通信が求められる近年は、ADSLでは力不足となってきてしまいました。

ADSLの終了時期はいつ?

ADSLはいつ終了するのか知っていますか?現在も利用している場合は利用しているサービスの終了時期を確認しておきましょう。

なぜ終了するの?

ADSLがなぜ終了するのかというと、光回線などと比較すると通信速度が遅いためです。近年の動画視聴、ウェブ会議といった大容量、高速通信を必要とする通信には向いておらず、近年は利用しづらくなっており利用者も減っているのが現状です。

光回線や5Gが普及してきたためADSLの需要が下がっており、サービスを提供する業者が相次いでADSLの終了を予定している状態です。

いつ終了するの?

ADSLがいつ終了するのかは、プロバイダがいつサービスを終了するのかによって変わってきます。また、一気に全国的にサービスが終了するのではなく、一部地域から徐々に終了していっているサービスもあるので注意が必要です。大手プロバイダは2024年、2025年などに終了予定としているところが多くなっています。

ADSL終了後のおすすめな乗り換え先は?

ADSLにともない、次に利用するサービスを考えなければなりません。乗り換え先としてどういったサービスがあるのか解説していきます。

光回線

光回線は安定感が魅力です。また、スマホといっしょに契約することで値引きされる場合が多くなっています。工事が必要という点はあるものの、高速で安定感のある通信環境が整えられるので自宅はもちろん、店舗、オフィスのネットワーク環境を整えたい場合には光回線が乗り換え先としておすすめです。

ホームルーター

ホームルーターは据え置き型のルーターです。工事不要でルーターを設置、接続すればインターネットが利用できるようになります。安定感は光回線に比べると低めになりますが、工事不要、ホームルーターで複数端末を利用できるというメリットがあります。

モバイルルーター

持ち運べるルーターのことを指します。工事不要で届いたらすぐ利用できるので出張や移動が多い場合に便利に使えるアイテムとなっています。持ち歩けるメリットはありますが、固定回線と比較すると通信速度は遅めになっており、安定感も低めです。多くの会社がサービスを提供しているので、自分に合ったサービスを探せるというメリットがあります。

法人向けサービスがあるか確認が必要

一般家庭ではなく法人での乗り換えを検討している場合は、法人を対象としたサービスを行っているのかを確認しましょう。一般家庭向けではない法人向けのプランやオプションメニューを展開しているところを選びましょう。

まとめ

近年はネットワークを使い、動画を見たり、テレビ電話をしたり、通信しながらゲームをしたりといったように、大容量の通信が当たり前になってきました。ADSLは2000年代前半に広く普及しましたが、近年は光回線が主流となってきており、ニーズの移り変わりとともにサービス終了に向かっています。

そのため、ADSLを利用している場合は乗り換え先を探す必要があります。工事が必要か、開通までにどれくらいの期間がかかるか、値段、通信速度などのバランスを考えて乗り換え先を選びましょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
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