ベストエフォート型と帯域確保型のネット回線の違いとは?

公開日:2023/07/01 最終更新日:2024/06/14


ベストエフォート型や帯域確保型とはインターネット回線の種類のことを指しているのですが、聞きなれない方も多くいるはず。この記事では以下の流れで解説いたします。「ベストエフォート型の回線とは」「帯域確保型の回線とは?」「法人への導入なら「帯域確保型」がおすすめ!」ぜひ最後まで読んでください。

ベストエフォート型の回線とは?

ベストエフォート型と帯域確保型での、おおまかな違いは以下の3点です。

・通信速度
・安定性
・コスト

ベストエフォートとは「最大限の努力」という意味で簡単に説明すると、もし通信速度が100Mbpsの契約でも、それ以下の速度提供を行うサービスのことを指します。ベストエフォート型回線は価格が安い反面、速度保証がないという特徴があるため個人や小規模オフィスに適しているといえます。

ここでは、ベストエフォート型回線が適したケースや、メリット・デメリットについて詳しく解説いたします。

ベストエフォート型が適したケースとは

先述したとおり、ベストエフォート型は速度保証がなく、通信に不安があるという不便さもあります。

・光回線
・WiMAX
・どんなときもWiFi

などが企業として有名です。価格が安く、導入しやすい特徴があり、速度や、大きなデーターを扱わない、ネットワーク回線の利用頻度が低い特徴がある企業にはおすすめの回線サービスです。自社のネットワーク利用状況を加味したうえで検討すると良いでしょう。

ベストエフォート型のメリット

ベストエフォート型のメリットとしては、価格が安く、広帯域での使用が可能ということがあげられます。個人や小規模オフィスでの利用がおすすめの回線サービスです。

ベストエフォート型のデメリット

ベストエフォート型のデメリットは、通信速度に不安があることです。このサービスのほとんどが、複数ユーザーで設備の共有をしているため、契約速度の上限に達することはほぼなく、不安定さが目立ちます。

また地域によってもかなりの違いがあるようで、当たりはずれのあるサービスという記事も見受けられます。近年、光ファイバーによる高品質な通信網が実現したことにより大規模なトラブルや停電による長期間の通信の断裂はみられませんが、速度や安定に重きをおくならベストエフォート型の回線は避けた方が得策です。

帯域確保型の回線とは?

帯域確保型の回線とは、契約になるべく近い速度を提供するサービスのことを指します。契約帯域を通信キャリア(NTT・KDDなど)が確保するサービスではありますが、帯域保証型のような強制力や保証はありません。価格はベストエフォート型よりも高いですが、帯域保証型よりも安い傾向にあります。

帯域確保型のメリット

帯域確保型のメリットは、契約になるべく近い速度を通信キャリアが提供してくれることです。ベストエフォート型の回線よりも価格が高い傾向にありますが、企業で導入する分には問題ないでしょう。さらに通信キャリアが最低実測値を保証してくれるため、安定的に通信の利用が可能です。

帯域型確保のデメリット

帯域確保型はオールマイティーな回線で、そこまでのデメリットが無いのが特徴です。強いてあげるならベストエフォート型の回線に比べて価格が高いことがあげられます。また金融関係や、テレワークなどの強化を行っている企業では少し不安な要素もあります。

テレワークの推進を強化している企業では、通信速度が確保されていないため、TV会議にストレスを感じるケースも。銀行や証券会社などの金融取引を行っている企業では、少しの通信遅延が命とりになるケースも少なくないため注意が必要です。このような理由から、帯域確保型を利用する際にも、ベストエフォート型と同様に、自社のネットワーク利用状況や用途を十分考慮する必要があるといえます。

法人への導入なら「帯域確保型」がおすすめ!

なぜ、法人への導入には帯域確保型がおすすめなのか?この回線が法人におすすめの理由は以下の3点です。

・通信速度の下限値が確保されている
・数多の端末からの常時接続が可能
・通信の断裂が許されない状況にも対応

以上のことから、法人への導入には帯域確保型が適しているといえるでしょう。ベストエフォート型でも、小規模オフィスや一般企業の利用も可能ですが、通信速度の保証がないことを考えると不安があり導入をためらってしまいます。帯域確保型の回線サービスNUROアクセスでは高スペックで、高品質なサービスのわりに月額2万円弱から利用可能であり、低コストを実現しています。

回線の利用頻度や、データー量などを加味したうえで検討しましょう。また通信キャリアによっても異なりますが、ベストエフォート型よりも保証がある帯域確保型が法人には適しています。保証の大きさや範囲も大切ですが、自社の利用用途をカバーできる回線サービスがもっともおすすめです。

まとめ

本記事ではベストエフォート型と帯域確保型回線の違いについて詳しく解説してきました。個人で使用するのか、法人での使用なのか、用途や頻度は、など回線サービスの選択をするうえで考える要素は一様ではありません。回線サービスの種類もさまざまで、一長一短です。金額や通信速度、安定性など自社にもっとも適した条件をみたしている回線サービスを見つけましょう。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式リンク公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る公式サイトを見る

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