会社に置くなら無線LANと有線LANのどちらがよいのか

公開日:2022/08/01 最終更新日:2024/06/14


会社での業務で必要不可欠なインターネット回線。これから新たにオフィスを新設する場合など、これからインターネット回線を接続しようとしている企業の方も多いでしょう。そんな方々が悩むのが、無線LANと有線LANのどちらがいいかということではないでしょうか。ここでは、無線LANと有線LANの違いや接続方法について解説します。

有線LAN・無線LANの違い

まずは、有線LANと無線LANがそれぞれどのようなものなのか、違いを見ていきましょう。

有線LANの特徴

有線LANとは、プロバイダのモデムとパソコンなどのインターネット機器を直接LANケーブルで接続するものです。有線LANは、壁などの障害物や、Bluetoothなどが発する電波の影響を受けにくいというメリットがあります。そのため、有線LANは通信速度が安定しているのが特徴です。さらに、有線LANなら大きなデータのやりとりもスムーズにできます。会社なら、大きなデータのやりとりをすることはとても多いでしょう。

したがって、会社でのインターネット接続で有線LANは必須といえます。デメリットとしては、複数のパソコンと繋ぐときは配線が複雑になってしまうことです。また、スマートフォンやタブレットには、LANケーブルを繋ぐためのLANポートがないので、接続できないのもデメリットといえるでしょう。

無線LANの特徴

無線LANとは、いわゆる「Wi-Fi」のことです。実際にケーブルで繋ぐ有線LANに対して、無線LANはケーブルを使いません。Wi-Fiルーターと呼ばれるものを使って、無線を使ってネットワーク接続を行います。また、ケーブルを使わないので配線を工夫する必要もなく、さらにパソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでも接続可能です。デメリットとしては、設定に少し手間がかかり、環境によっても電波状態が変化することです。

有線LAN・無線LANの接続方法

ここからは、有線LANと無線LANの接続方法をそれぞれ見ていきましょう。

有線LANの接続方法

有線LANを接続するためには、モデム、LANケーブルが必要になります。有線LANの接続方法は簡単で、LANケーブルをパソコンとモデムに繋ぐだけです。また、有線LANで複数のパソコンを接続したいときは、有線LANルーターorスイッチングハブを準備しましょう。

モデムと有線LANルーターorスイッチングハブをLANケーブルで繋ぎ、さらに有線LANルーターorスイッチングハブをパソコンとも繋ぎます。モデムと複数のパソコンの間に、有線LANルーターorスイッチングハブを挟むイメージです。

無線LANの接続方法

無線LANを接続したいときは、モデム、Wi-Fiルーター、LANケーブルを用意してください。そして、モデムとWi-FiルーターをLANケーブルで繋ぎます。Wi-Fiルーターが無事に接続できたら、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスで、Wi-Fi設定をしましょう。

有線LANを無線で接続する方法

既に有線LANのインターネット環境はあるけど、無線LANの接続環境も整えたいという企業もあるでしょう。有線LANを無線で接続するには、トラブルルーターorポータブル無線LANルーターを準備しましょう。トラブルルーターor無線LANルーターを有線LANにつなげば、無線環境を作れます。

無線LANを有線で接続する方法

一方で、無線LANを有線で接続したいというケースもあるでしょう。その場合まずは、Wi-FiルーターにLANケーブルを差し込みます。LANケーブルのもう片端を、インターネットに接続したパソコンのLANポートに差し込めば、無線LANを有線で接続できます。

状況に応じて使い分けるのがおすすめ!

有線LANと無線LANは、それぞれメリットとデメリットがあります。そのため、会社でどちらの方法でインターネット接続をするか悩んでしまうでしょう。

そんなときは、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。どんな状況のときにどちらのLANを使用するのか、具体的に見ていきましょう。

有線LANで接続すべきとき

有線LANは、インターネットの接続状況が安定しています。そのため、デスクトップパソコンなど普段移動しないものに繋ぐときは、有線LANがおすすめです。また、大きなデータのやりとりをするときや、リモート会議をするときも、有線LANのほうがいいでしょう。

無線LANで接続すべきとき

スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、移動するデバイスに接続するのは、無線LANのほうがおすすめです。有線LANだと、ケーブルが届く範囲でしか接続できません。また、上述したようにスマートフォンやタブレットはLANポートがなくLANケーブルをつなげないのも大きな理由です。

会社では有線LANも無線LANも両方接続しよう

ここまでお伝えしたように、状況によって有線LANにするべきときと無線LANにするべきときが異なります。そのため、会社でインターネット環境を整えるときは、有線LANと無線LANの両方を接続するのがおすすめです。そして、オフィスに設置するデスクトップパソコンなどは有線LANで接続し、社員が持つ社用携帯やノートパソコン、タブレットなどは無線LANで繋ぐようにしましょう。

まとめ

有線LANと無線LANの違いや接続方法をご紹介しました。有線LANと無線LANは、それぞれ特徴や接続方法が異なります。会社の環境のほか、業務で使うパソコンなどのデバイス状況によって、有線LANと無線LANの両方を使い分けましょう。これから会社のインターネット環境を整えようと考えている企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめ法人向けインターネット回線一覧

イメージ
サービス名
(会社名)
光ビジネスアクセスNEXT(株式会社USEN ICT Solutions)フレッツ光ネクストビジネスタイプ
(NTT東日本・NTT西日本)
OCN光「フレッツ」(OCN)
イーサシェア(KDDI株式会社)イーサネットアクセス (S)(ソフトバンク株式会社)NUROアクセス スタンダード(ソニービズネットワークス株式会社)GMOとくとくBB(GMOインターネット株式会社)
連絡先0120-681-61703-5359-5111(東日本)
0120-116116(西日本)
0120-106107(OCN)
03-3347-0077お問い合わせフォーム0120-963-3500120-202-015
回線タイプベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォートベストエフォート(一部帯域確保)ベストエフォート
通信速度上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
下り:最大1Gbps
上り:最大1Gbps
(10Mbps確保)
下り:最大2Gbps
(10Mbps確保)
上り:最大357.38Mbps
下り:最大263.69Mbps
提供構成専有型専有型専有型専有型共有型要問合せ
提供エリア全国主要都市部
(1道1都1府7県)
全国関東エリア
(東京・埼玉・千葉・神奈川の一部)
全国関東:1都6県
東海:4県
関西:2府3県
九州:2県
全国
参考価格
:月額費用
4万6,200円(税込)4万5,210円(税込)
※別途プロバイダ利用料金が必要
33万円(税込)858万円(税込)2万735円(税込)戸建て:4,488円(税込)

マンション:3,498円(税込)
参考価格
:初期費用
5万8,300円(税込)
※工事費別
2万680円(税込)3万4,650円(税込)11万3,850円(税込)22万3,300円(税込)
※2年継続なら実質無料
28,600円(税込)
SLA(品質保証制度)対象遅延速度
可用性
遅延時間
故障通知時間
故障回復時間
パケット損失率
遅延時間遅延時間
可用性
稼働率要問合せ
トラブル対応
サポートの仕方
24時間365日の電話受付(トラブルきりわけ・復旧支援)と、必要に応じて現地への駆けつけ対応「24時間出張修理オプション」:月額3,300円(税込)で、24時間故障受付可能故障申告受付と故障復旧作業を24時間対応24時間365日の監視・保守を標準提供。回線終端装置は、常時監視により迅速な復旧を24時間365日対応24時間365日対応のオンサイト保守が標準装備。障害の発生箇所の調査や問題の切り分け、現地での保守対応も可能要問合せ
その他特徴ネットワーク全体を管理し、バックボーンを定期的に増強するため、通信環境が安定しているバックボーンは国内最大級。常に高品質で安定したインターネット環境を提供できるWebブラウザを利用し、日々の通信状況をチェックできるトラフィックレポートを標準付属バックボーン内の機器・回線の二重化による障害対策および、通信の優先制御を行うことで信頼性・安定性を実現環状に交換設備を接続するリング型構成になっており、1つの区間で障害があっても逆向きの接続で伝送することが可能固定回線(光回線)とモバイルWi-Fiの2種類
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